昭和30年代、40年代、地方の小都市にも、邦画、洋画の映画館が1館や2館、必ず有ったものだ。テレビで映画を観られる時代ではなく、ビデオも無し、映画は 映画館に足を運んで観るものだった。薄給だった若い頃、おいそれと映画館通いすることは無理だったが、後年「不朽の名作」と評されているような映画は、結構観ていたように思う。
映画が斜陽産業の代名詞にもなり、映画館が身近な街からどんどん姿を消してしまった頃から、映画館に足を運ぶことも ほとんど無くなっているが、最近は テレビで放送される映画番組等で 時々ではあるが、懐かしい名作映画を楽しんでいる類である。これまで、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めてきた曲の中で、特に懐かしく思うような映画と映画音楽を、ピック・アップ、コピペ、リメイク、改めて、書き留め置くことにした。
懐かしい映画と映画音楽・その73
映画「戦場にかける橋」と主題曲「クワイ河マーチ」
どうも、戦前生れの古い人間には、「マーチ(行進曲)」と聞くと、なんとなく戦争の映像が浮かんでしまうことが多い気がする。
戦後間もない頃、北陸の山村の小さな小学校中学校併設校に通っていたが、毎年、秋、狭い校庭で運動会が有り、当日の朝は、生徒、児童の士気?を鼓舞しようとするかのように、校外に向けた大きなスピーカーから、「軍艦マーチ」等を、大音響で流していたような記憶がある。
後に、甲子園の開会式や、東京オリンピック開会式等、様々な場面で、明るい「マーチ(行進曲)」を聴くに及び、「マーチ(行進曲)」も、本当に人間の気分を高揚させてくれる、平和な音楽の1ジャンルであると、認識を変えたはずではあるが・・・。
「マーチ(行進曲)」で、「ブログ内検索」してみると、「クワイ河マーチ」「地上最大の作戦テーマ曲」「子象の行進」「大脱走マーチ」等々が、出てくるが、6年前にブログに書き込んでいた、映画「戦場にかける橋」の主題曲「クワイ河マーチ」を、コピペ、リメイクすることにした。
映画「戦場にかける橋」を、実際、いつごろ、どこで 観たのかの記憶は無くなっているが、公開時より随分後年になってから、地方のリバイバル映画館に足を運んで観たような気がする。その後、テレビの映画番組でも、1~2回は観ていると思うが、脳裏に焼き付いている映画の一つだ。
今更になってネットで調べてみると、
映画「戦場にかける橋(The Bridge on The River Kuwai)」は、1957年(昭和32年)に、デヴィッド・リーン監督、ウイリアム・ホールデン、アレック・ギネス、ジャック・ホーキンス、早川雪洲、ジェームズ・ドナルド等出演で、製作され公開された、アメリカ・イギリス合作の戦争映画だった。
その主題曲「クワイ河マーチ」は、ケネス・ジョゼフ・アルフォード作曲の「ボギー大佐」を、音楽担当のマルコム・アーノルドが、「戦場にかける橋」の主題曲にするために編曲した行進曲なのだそうだが、「クワイ河マーチ」を聴くと、映画「戦場にかける橋」のいろいろなシーンが思い浮かんでくる。
(ネットから拝借画像)
「クワイ河マーチ」・ミッチ・ミラー合唱団 (YouTubeから共有)
(蛇足)
「クワイ河マーチ」は、6歳の頃から米軍キャンプで英語の歌を歌っていた伊東ゆかりが、1958年(昭和33年)、11歳の時にレコード・デビューした曲なのだそうだ。
当時、米兵からは、「ノースマイル」(笑わない少女)と言われていたという伊東ゆかり。
いまでも活躍されておられ、ご同慶の至りである。
知らないこと、忘れてしまったことの多しの爺さん、
「へー!、そうだったんだ」、
目から鱗・・・・である。
「クワイ河マーチ」・伊藤 ゆかり (YouTubeから共有)
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