昭和30年代、40年代、地方の小都市にも、邦画、洋画の映画館が1館や2館、必ず有ったものだ。テレビで映画を観られる時代ではなく、ビデオも無し、映画は 映画館に足を運んで観るものだった。薄給だった若い頃、おいそれと映画館通いすることは無理だったが、後年「不朽の名作」と評されているような映画は、結構観ていたように思う。
映画が斜陽産業の代名詞にもなり、映画館が身近な街からどんどん姿を消してしまった頃から、映画館に足を運ぶことも ほとんど無くなっているが、最近は テレビで放送される映画番組等で 時々ではあるが、懐かしい名作映画を楽しんでいる類である。これまで、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めてきた曲の中で、特に懐かしく思うような映画と映画音楽を、ピック・アップ、コピペ、リメイク、改めて、書き留め置くことにした。
懐かしい映画と映画音楽・その24
映画「世界残酷物語」と主題曲「 モア」(再)
gooブログの「アクセス解析」の「アクセスされたページ」欄を、時々覗くことがある。「アクセス数」を気にしてでのことではなく、すっかり忘れてしまっているような、随分前に書き込んだ古い記事にアクセスが有ったりするのを、楽しみにチェックしている風なのだ。
そんな記事に目に止まった瞬間、「エッ、こんな記事にアクセス?」と驚くと同時に、「そう言えば・・・・」、記憶が蘇り、つい、自分もクリックし、改めて読み返してみたりしているのだ。
「gooブログ」=「記憶力がまるで無くなっている爺さんの自分のための記憶補助ツール」と決め込んでいる爺さんには、「アクセス解析」もまた、便利で有難いツール、大いに活用しているという次第。
今朝、数年前に、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めていた記事、「モア」」にアクセスが有ったことに気が付いた。
「おお!、懐かしい!」・・、早速、コピペ、リメイクすることにした。
そんな古い記事を、クリックひとつで引っ張り出して読んだり、加筆、訂正、修正、コピペ、リメイク等が出来るのも、ブログのメリット。従来の紙ベースの日記、日誌、備忘録、懐古録、雑記録の類では、絶対考えられないことであり、ブログを始める前までは、想像も出来なかったことである。今、出来ることは、やってみる・・、長生きした分、その時代を少しでも享受したいものだ等と、つぶやきながら・・・。
今更になってネットで調べてみると、
「モア(More)」は、1962年(昭和37年)に公開されたイタリア映画、「世界残酷物語(原題=Mondo Cane)(米題=A Dog's World)」の主題曲だった。原題=Mondo Caneは、「犬の世界」の意、世界の野蛮で残酷な奇習や風俗を描いたドキュメンタリー映画だったが、いつごろ、どこで観たのか等の記憶は曖昧になっているものの、ショッキングな映像が多かった映画として、なんとなく観た記憶は残っている。多分、子供の頃だったのだろう、その映画の主題曲等は、印象に残っておらず、随分後年になってからのこと、映画の過激な映像に似合わない美しい旋律の曲「モア(More)」が、同映画の主題曲だったことを知って、「へー!、そうだったの・・」、目から鱗になったものだった。
「モア(More)」は マントヴァーニ、レーモン・ルフェーブル、カーメン・キャバレロ、クロード・チアリ、アンディ・ウイリアムス、フランク・シナトラ、ドリス・デイ、等々、ポップス、イージーリスニング、ジャズ、ロック、カンツオーネ、等、様々なジャンルの数多の楽団や歌手にカヴァーされ、スタンダード・ナンバーになっている。
(ネットから拝借画像)
マントヴァーニ・オーケストラ の 「モア」 (YouTubeから共有)
アンディ・ウイリアムス の 「モア」 (YouTubeから共有)
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