古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

宇宙の果てのレストラン   ダグラス・アダムズ

2021-01-17 10:13:07 | 小説の紹介

安原和見・訳   河出文庫    1980年

 

ボクも細かいストーリー展開についてはよくわからんのだが、

 

大筋として、荒唐無稽なユーモアとか、ジョークのセンスを

 

感じた。アメリカ的と言えば、アメリカ的だが、ボクが読んだ

 

限り、それはこの小説の世界観として成立しているから、いろ

 

いろなことが受け入れることができるようだ。

 

ボクが一番、おもしろかったのは、太陽に宇宙船が突っ込んで

 

パ二くるところだが、その壮大さが、コメディとして描かれる

 

そのシュールさに打たれた。

 

アダムス氏は2001年に49歳で亡くなっている。二十代で

 

銀河ヒッチハイク・ガイドと続編のこれと二作品で世界的に

 

名を成したが、その後はあまりパッとしなかったという。

 

いやぁ、本を読むことに何を求めるかによって違うと思うが、

 

イメージの飛躍といい、脳細胞は活性化したと思う。

 

SFってすたれ気味だけど、すごくいいと思いますよ。……合掌。

                 

                    (鶴岡 卓哉)

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