古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

小さな黒い箱     フィリップ・K・ディック

2021-01-27 10:02:31 | 小説の紹介

浅倉久志・訳  「ゴールデン・マン」所収。

 

ワールド・オブ・トゥモロウ誌1964年8月号

 

のちに「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

 

の元になった短編。小さな黒い箱とは、共感ボッ

 

クスと呼ばれるテレパシーをするための箱のことと

 

思われる。宗教的なものと政治的なものとの関わり

 

みたいなことが、テレパシーと相まって、一種世界を

 

作りだしている。

 

おおものになる予感は大いに秘めていると感じられる。

 

世紀の傑作映画「ブレードランナー」の片りんはうか

 

がえつつも、まだ、全貌は明らかになっていない、と

 

いう感じ。でも、不気味な感じは大いに感じられた。

 

……合掌。

 

 

コメント
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