古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

饗宴      吉田健一

2022-11-04 04:44:50 | 小説の紹介

「もの食う話」所収   「あまカラ」昭和29年12月号~30年2月号

 

食の妄想をしたらどうなるのか、を作品にしたようだ。ウソかホントか

 

コットレット・ダニヨオ・オォゾマアル・トリュツフェ・マロン・シャン

 

ティイという料理があるそうで、吉田健一氏がいうと、ホントに聞こえる

 

から不思議だ。茂の息子だからな。

 

そのへんてこりんな食べ物をさじで突き崩し、突き混ぜて食べる快味は

 

全くなんと説明したらいいか解らない、と説明まで放棄してしまってい

 

る。なんてやつ。無責任にもほどがある。

 

吉野家というところの新橋茶漬けというものも紹介している。鮪とのりを

 

のせて、胡麻を散らし、しょうゆとわさびにお茶を掛けたもの、とある。

 

これはなかなかうまそうだ。鮪の部位の指定はないが、赤味がよさそうだな

 

なぞと思う。

 

どこの家にもあるモロゾフの缶、そのモロゾフも彼の手にかかると、ちょっと

 

風変りな食べ物になるようである。

 

うーん、たしかに食べられない病気にはなりたくはないな、健康第一、を

 

モットーにして、わたくしめ、今のところやっております。

 

          (読了日 2022年10・17 19:43)

 

 

 

 

 

 

 

 

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