古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

酢のはなし     森田たま

2022-11-08 01:58:26 | 本の紹介

「もの食う話」所収

 

「サラダ」に類されたこの小品、たしかに酢とサラダだけの

 

はなしである。

 

酢はたべなくてもすむものに属するらしい。米、味噌、うどん

 

じゃがいもは食べねば生きてはいけない、ものらしい。

 

日本人は酢の物嫌い、というが、昔の人はそうだったのだろうか。

 

なにせ1894~1970年に生きた人で、この作品は昭和34

 

年6月刊となっている。

 

洋行もしたらしく、北欧にいったとき、食べたサラダがすこし

 

甘みが勝っていた、という。

 

森田たまさんは森田草平氏に師事し、40過ぎて「もめん随筆」

 

みよって世に認められたという。参議院議員としても一期つとめて

 

いるという。

 

旧仮名遣いが、すごく様になっている文章で、すごくカッコ

 

いい感じだった。

 

          (読了日 2022年10・19 22:50)

コメント
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