講談社文庫 1991年
夕刊フジに1991年に2月から6月まで毎日投稿していた
100回分を集めたものだ。
ぼくは麻人氏のファンで、よく読んでいるが、もう30年以上
前なので、いろいろ情報は古くなっているのは当然として、
あの頃のことが思いだせて楽しい。
老眼鏡の回なんて、えっ、老眼鏡でひっぱるなあ、すごい手腕だ、
と麻人氏を褒め称えたくなるのと同時に、こんなことで一本、よく
やるな、と冷静にツッコミをいれる自分もいたりして。
こういう重箱の隅をつつくようなエッセイって、わりとぼくは好き
だし、好きだから、読むんだろうな、とは思うんだけれど。
広島には地下鉄って言う地下鉄はないね、アストラムラインっていうの
が少し、地下を通るくらいだね、あー、なんか無性に地下鉄に乗りたく
なってきた。
(読了日 2022年11・20 22:30)