文春文庫 2009年
ぼくはオリンピックに関しては懐疑的なのだが、この本の
目玉エッセイは「再び、泳いで帰れ」と題された、北京オ
リンピックでの野球観戦だ。道中記だが、野球に関しては、
日本のプレーは褒めてはいない。ぼくはどーでもいーが。
あんな暑い中、観戦しようというのが、まず、それだけでめ
ったにいるもんじゃない。
次に、アット・ニューヨーク。ぼくの初海外もNY。苦い思い
しかない。またいつかリベンジしたい気持ちはある。
おやじフジロックに行く。しかも、雨......。では、編集者たちと
ツルんで、70年代のバンド目当てにフジロックに行く記。
これまた、ぼくは絶対いかんべえな、と思いつつ、うらやましい、
とも一切思わなかった。ぼくは音楽好きだが、ぜんぶ、部屋で
聴いてきた。ライブにはあんまり行ったことねえや。
最後の締めくくりは、四国お遍路、歩き旅。うどんかあ、うどんは
いいなあ、うどんなら、食べに行きたいなあ、でも、遍路は
いいかな。妙に奥田氏はいつも明るく、楽しい人という
印象だった。
(読了日 2022年11・8 11:34)