古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ここは、おしまいの地   こだま

2023-01-19 19:26:59 | 本の紹介

講談社文庫   2018年

 

「夫のちんぽが入らない」で衝撃デビューした、第二作が

 

本書である。

 

あまりの不幸の数々に、今の自分がどれだけ幸せかを痛感

 

してしまい、思わず涙を流している自分がいたり、笑って

 

いたりする。人の不幸を笑う、という言葉があるけれど、

 

人の不幸は面白い、いや、かわいそうなのはわかるが、

 

本人は「かわいそうな」ワケない、と言っているのだから、

 

これはひとつ、盛大に笑ってあげようではないか。

 

気本、この人は文章が上手で、自分の言葉というものを

 

持っているのだろう。自分の言葉を信じていない人に

 

夫のちんぽ、とはなかなか言えないだろう。

 

年ごろのころは「ヤリマン」だったらしい。ブスで

 

「ヤリマン」なかなか凄みがあるな。

 

       (読了日 2022年12・28) 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いきもの図鑑    さくら... | トップ | In My Rain   ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本の紹介」カテゴリの最新記事