文春文庫 1998年
「イギリスはおいしい2」は拝読した。たしかにおもしろかった。イギリス
を見る目が変わった感のある良書だった。
酒は嫌いだそうで、酒にまつわる苦いエピソードを披歴している。いわゆる
このひとは意識高い系のひとだろうと思われる。ぼくも酒はほとんど飲まない。
盛夏のビールは美味しいと呷るが、それだけだ。
一番イキイキしていて、おもしろかったのは、風邪予防の話だ。神経質が過ぎ
るだろう、と苦笑を禁じえなかったが、エレベーターで息をしないというとこ
ろで、( ´艸`)と笑ってしまった。結果、これがベストのエッセイだった。
極めるで、寿司徳という(仮名)の寿司屋を紹介しているが、ここで先生やっ
ちまっている。筆舌に尽くしがたい、と書いてしまっている。味覚の表現でやっ
てしまうケアレスミスだ。表現は無限大、筆舌に尽くしがたい、はないんじゃ
ないの、ねえ、先生? ……合掌。
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