岩波書店 91年~97年
この本を買った当時はまだ直木賞もとられていなくて、タイトル
がおもしろいなあ、と思い、もちろん古本で、買い求めたのだが。
ざっと目を通して、置いといたのだが、このたびじっくりと読んで
みて、佐世保に住んでいる、ギャンブル好き、小説だって、意外に
洒落てるじゃないか、とおもいつつ。
二十数年前の本だが、そんなに古びていないんじゃないか、と思う。
まあ、ボクは古い人間だから、アテにはならない。古いなりに楽し
んではいる。
それでいて、新しもの好きときてる。
象を洗うように、小説を書いてゆく。象を洗うって? 象って自分で
鼻で水をかけんじゃないの?
と思うと、カバーに自分の鼻で水をかけている象がスライムに乗っている
銅板画が刷られている。実に品が良い。牛尾篤さんという人の作品である。
帯に、そうめんを食べては象を洗い、象を洗ってはそうめんを食べる、と
ある。
これは本文からの引用である。
この本を買った当時はまだ直木賞もとられていなくて、タイトル
がおもしろいなあ、と思い、もちろん古本で、買い求めたのだが。
ざっと目を通して、置いといたのだが、このたびじっくりと読んで
みて、佐世保に住んでいる、ギャンブル好き、小説だって、意外に
洒落てるじゃないか、とおもいつつ。
二十数年前の本だが、そんなに古びていないんじゃないか、と思う。
まあ、ボクは古い人間だから、アテにはならない。古いなりに楽し
んではいる。
それでいて、新しもの好きときてる。
象を洗うように、小説を書いてゆく。象を洗うって? 象って自分で
鼻で水をかけんじゃないの?
と思うと、カバーに自分の鼻で水をかけている象がスライムに乗っている
銅板画が刷られている。実に品が良い。牛尾篤さんという人の作品である。
帯に、そうめんを食べては象を洗い、象を洗ってはそうめんを食べる、と
ある。
これは本文からの引用である。