自分に勝つために闘う
* * * * * * * *
1984年同名作品のリメイクです。
これは、あのウィル・スミスの長男、ジェイデン・スミスと
ジャッキー・チェンのコラボ、というのでつい見てしまいましたよ。
ジェイデン・スミス君は「幸せのちから」で、すばらしい演技を見せてくれましたから。
母と二人でアメリカから北京に引っ越してきた少年、ドレ。
なので、舞台はすべて北京です。
それがこの作品の面白いところですね。
アメリカ人の見た北京。
西洋人のあこがれる東洋が映し出されています。
日本人から見ても中国の今の街の様子、
異国情緒たっぷりで、ほとんど旅行感覚で見ました。
とても新鮮です。
オリンピックでお馴染みのスタジアムや、歴史あふれる紫禁城。
古くて新しい北京はやはり躍動感がありますね。
そもそも、この母子が北京に引っ越してきたというのも、
母親は元はデトロイトの自動車工場で働いていたのです。
しかし、不景気で工場が閉鎖となり、今躍進中の北京の工場へ転勤になったと、
・・・きわめてリアルタイムなストーリー設定なんですよね。
これぞリメイクの強みと言うヤツです。
さて、本題にもどりまして、ドレはいきなり地元のカンフー少年たちに目をつけられて、
ことあるごとにいじめられてしまう。
そんなある時、マンションの管理人ハンに助けられます。
このハンがジャッキー・チェンなんですが
日頃のイメージとは打って変わって、しょぼくれたおじさんだ。
しかし、人を見かけで判断するもんじゃない。
実はカンフーの達人。
ドレは彼にカンフーの手ほどきを受け、
いじめっ子のボス、チョンとカンフーの試合で決着をつけることにする。
でもドレは、いつも逃げ回ってばかりかというと、そうでもなくて、
わざわざ彼らに水をぶっかけて逃げたりする。
そんなところが、ただ惨めなのではなくていいなあと思いました。
また、ラスト、決勝の前にドレは足を怪我してしまうのです。
これでは棄権するしかないのか・・・。
そういうときに、やはり「出る」と言ったドレ。
それはただ勝って相手を見返したい、というのではないのです。
「今はまだチョンが怖いんだ。だけど、今日は闘って、怖くなくなって帰りたい。」
う~ん、いいセリフですね。
つまりは自分に勝つために闘う。
もしかして、これぞカンフーの極意ではありませんか!
いやはや、それにしても、ジェイデン・スミス君はカッコイイです。
あのキレのある動きにはほれぼれしてしまいますね。
女の子みたいに優しい顔でも、やっぱりしっかり男の子だ。
もう数年先にはどんな俳優になっているのか、
うーん、楽しみというか恐ろしいくらいです。
万里の長城で練習するシーンなんかはやり過ぎ、とは思いますが、
しかし、楽しめたのは確かです!!
また、地元の少女とのほんのりした交流がまた良かったですよね~。
影絵のキスシーンは、初恋の初々しさを表すにぴったり。
管理人ハンがなんだか暗くて車にこだわる理由も後の方でわかりますよ。
ストーリー自体はお定まりのものなんですが、
このようにいろいろと見所たっぷりで、私はしっかり楽しんでしまいました。
見て損はない作品だと思います。
2010年/アメリカ/140分
監督:ハラルド・ズワルト
制作:ウィル・スミス、ジェイダ・ピンケット・スミス他
出演:ジェイデン・スミス、ジャッキ・ーチェン、タラジ・P・ヘンソン
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1984年同名作品のリメイクです。
これは、あのウィル・スミスの長男、ジェイデン・スミスと
ジャッキー・チェンのコラボ、というのでつい見てしまいましたよ。
ジェイデン・スミス君は「幸せのちから」で、すばらしい演技を見せてくれましたから。
母と二人でアメリカから北京に引っ越してきた少年、ドレ。
なので、舞台はすべて北京です。
それがこの作品の面白いところですね。
アメリカ人の見た北京。
西洋人のあこがれる東洋が映し出されています。
日本人から見ても中国の今の街の様子、
異国情緒たっぷりで、ほとんど旅行感覚で見ました。
とても新鮮です。
オリンピックでお馴染みのスタジアムや、歴史あふれる紫禁城。
古くて新しい北京はやはり躍動感がありますね。
そもそも、この母子が北京に引っ越してきたというのも、
母親は元はデトロイトの自動車工場で働いていたのです。
しかし、不景気で工場が閉鎖となり、今躍進中の北京の工場へ転勤になったと、
・・・きわめてリアルタイムなストーリー設定なんですよね。
これぞリメイクの強みと言うヤツです。
さて、本題にもどりまして、ドレはいきなり地元のカンフー少年たちに目をつけられて、
ことあるごとにいじめられてしまう。
そんなある時、マンションの管理人ハンに助けられます。
このハンがジャッキー・チェンなんですが
日頃のイメージとは打って変わって、しょぼくれたおじさんだ。
しかし、人を見かけで判断するもんじゃない。
実はカンフーの達人。
ドレは彼にカンフーの手ほどきを受け、
いじめっ子のボス、チョンとカンフーの試合で決着をつけることにする。
でもドレは、いつも逃げ回ってばかりかというと、そうでもなくて、
わざわざ彼らに水をぶっかけて逃げたりする。
そんなところが、ただ惨めなのではなくていいなあと思いました。
また、ラスト、決勝の前にドレは足を怪我してしまうのです。
これでは棄権するしかないのか・・・。
そういうときに、やはり「出る」と言ったドレ。
それはただ勝って相手を見返したい、というのではないのです。
「今はまだチョンが怖いんだ。だけど、今日は闘って、怖くなくなって帰りたい。」
う~ん、いいセリフですね。
つまりは自分に勝つために闘う。
もしかして、これぞカンフーの極意ではありませんか!
いやはや、それにしても、ジェイデン・スミス君はカッコイイです。
あのキレのある動きにはほれぼれしてしまいますね。
女の子みたいに優しい顔でも、やっぱりしっかり男の子だ。
もう数年先にはどんな俳優になっているのか、
うーん、楽しみというか恐ろしいくらいです。
万里の長城で練習するシーンなんかはやり過ぎ、とは思いますが、
しかし、楽しめたのは確かです!!
また、地元の少女とのほんのりした交流がまた良かったですよね~。
影絵のキスシーンは、初恋の初々しさを表すにぴったり。
管理人ハンがなんだか暗くて車にこだわる理由も後の方でわかりますよ。
ストーリー自体はお定まりのものなんですが、
このようにいろいろと見所たっぷりで、私はしっかり楽しんでしまいました。
見て損はない作品だと思います。
2010年/アメリカ/140分
監督:ハラルド・ズワルト
制作:ウィル・スミス、ジェイダ・ピンケット・スミス他
出演:ジェイデン・スミス、ジャッキ・ーチェン、タラジ・P・ヘンソン