驚愕の犯人の異常心理
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今回のイーストウッドはFBIの心理分析官マッケイレブですね。
はい、冒頭から大きな事件の渦中でして、
その連続殺人事件の犯人は殺人現場に、あえてマッケイレブあての挑発文を書き残すのです。
その一連の事件現場を調べている最中、
マッケイレブは野次馬の中に、現場に残されていた足跡と同じスニーカーをはいた男を見つけるんです。しかもそのスニーカーには血痕が付いている・・・。
マッケイレブは直ぐにその男を追いかけるけれども、敵も逃げ足が速い。
そんな時、突如マッケイレブは心臓発作に襲われてダウン。
そこで暗転。
そして事件は未解決のまま2年が過ぎるんだね。
その2年後というのがびっくり。
マッケイレブは心臓の移植手術を受けているんです。
とりあえず手術は成功。
でももう職は退いて、海辺の街でクルーザーに住んで気ままな生活。
そんな時、一人の女性が彼を訪ねてきて言うんだ。
妹が強盗殺人犯に殺された。その犯人を探して欲しい、と。
なぜならば、その妹の心臓こそが、事件後にマッケイレブに移植されたのだから
・・・ということなんだね。
そう、普通臓器の提供者は公表されないんだけれど、
血液型が特殊なこととか、移植の時期などである程度わかるというのは確かかも知れない。
マッケイレブの心臓移植のことはマスコミで華々しく報道されていたので・・・。
そう言われて、以前のFBI魂に火が付いたマッケイレブは、事件の捜査にのりだすわけです。
このへんのツカミが、結構興味深いねえ。
主人公が心臓移植を受けるなんてさ。
今まで見たことが無いパターンだなあ・・・。
体調がまだ思わしくないマッケイレブは、
となりに停泊してある船に住んでる男の協力も借りて
いろいろな事実をつかんでいくんだね。
これは結局サイコパス相手のサスペンスで、事件の真相は非常に怖いんです。
意外な真犯人、という意味では実際意外で、実に虚を付かれてしまいました。
そもそもその動機が普通じゃないよね。
うん。根っこは2年前の事件の続きで、
この度の新たな強盗殺人事件も別物ではない。
この関連もまた驚愕なんだなあ。
この犯人の異常心理、表面ではわからないので、
私たちの身の回りにもそういう人がいるとしたら・・・などと思うと全く怖い。
人の心は、ナゾだ・・・。
なかなかよく出来たサスペンスものだと思います。
2002年/アメリカ/105分
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ジェフ・ダニエルズ、アンジェリカ・ヒューストン、ワンダ・デ・ジーザズ
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クリント・イーストウッド,マイクル・コナリー,ブライアン・ヘルゲランド | |
ワーナー・ホーム・ビデオ |
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その連続殺人事件の犯人は殺人現場に、あえてマッケイレブあての挑発文を書き残すのです。
その一連の事件現場を調べている最中、
マッケイレブは野次馬の中に、現場に残されていた足跡と同じスニーカーをはいた男を見つけるんです。しかもそのスニーカーには血痕が付いている・・・。
マッケイレブは直ぐにその男を追いかけるけれども、敵も逃げ足が速い。
そんな時、突如マッケイレブは心臓発作に襲われてダウン。
そこで暗転。

その2年後というのがびっくり。
マッケイレブは心臓の移植手術を受けているんです。

でももう職は退いて、海辺の街でクルーザーに住んで気ままな生活。

妹が強盗殺人犯に殺された。その犯人を探して欲しい、と。
なぜならば、その妹の心臓こそが、事件後にマッケイレブに移植されたのだから
・・・ということなんだね。

血液型が特殊なこととか、移植の時期などである程度わかるというのは確かかも知れない。
マッケイレブの心臓移植のことはマスコミで華々しく報道されていたので・・・。
そう言われて、以前のFBI魂に火が付いたマッケイレブは、事件の捜査にのりだすわけです。

主人公が心臓移植を受けるなんてさ。
今まで見たことが無いパターンだなあ・・・。
体調がまだ思わしくないマッケイレブは、
となりに停泊してある船に住んでる男の協力も借りて
いろいろな事実をつかんでいくんだね。

意外な真犯人、という意味では実際意外で、実に虚を付かれてしまいました。


この度の新たな強盗殺人事件も別物ではない。
この関連もまた驚愕なんだなあ。

私たちの身の回りにもそういう人がいるとしたら・・・などと思うと全く怖い。
人の心は、ナゾだ・・・。

2002年/アメリカ/105分
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ジェフ・ダニエルズ、アンジェリカ・ヒューストン、ワンダ・デ・ジーザズ