可笑しくもあり、悲しくもあり・・・そして胸をうたれる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/96/51dd26afb55869069e8efe1e37b01267.jpg)
* * * * * * * *
ゲイの男性の物語・・・、なのですが
これは実話を元にしているということで、
そう聞かなければ、
こんな奇想天外の話があるわけない!!と、切り捨ててしまうところです。
まさに、フィクションよりもフィクションっぽいストーリー。
主人公スティーブ(ジム・キャリー)は警察官でした。
でもある時交通事故で瀕死の重傷を負い、人生を見つめ直すのです。
もう、自分を偽るのはやめよう。
ありのままの自分でいよう。
そこで、妻に自分がゲイであることを告げ、警察も辞めて家を出る。
さてそこで何をするか。
・・・それが詐欺なんですねえ・・・。
この実在のスティーブン・ラッセルという方、
IQ169という並外れた知能の持ち主なんですね。
この知能を生かしちゃったんです・・・、生かすべきでない方向に。
クレジットカード詐欺、
高級腕時計の窃盗・転売、
弁護士詐称、
大企業に潜り込んで億単位の巨額を横領・・・いやはや、あきれるばかりです。
そんなことで刑務所に入っていたある時、運命の出会いがあるのです。
それがフィリップ(ユアン・マクレガー)。
二人はたちまち相思相愛に・・・。
いえ、笑っちゃいけないところなんですが。
ところがフィリップは意外とまともな道徳観念の持ち主。
スティーブのウソで固めた生き方が嫌で仕方がない。
お金なんかいらないから、もうウソをつくのは止めて・・・。
そう言うのだけれどスティーブは止められない。
とうとうフィリップまで共犯を問われて二人とも刑務所に逆戻り。
獄舎は別々です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/a8/b4f6e901e4e4b73f936589d6431a6537.jpg)
そんな時、フィリップの元にスティーブがエイズで瀕死の状態だとの噂が入る。
スティーブはやせ衰え、
もう余命も幾ばくもないように見受けられる・・・
獄中の身で、会うこともかなわないけれど、
電話でフィリップは必死に語りかける。
「ウソばかりの君だけど・・・やはり愛している。生涯で君だけだ・・・。」
ほろりと来ます・・・。
そうか、ジム・キャリーだけど結局こういうシリアスな物語だったのか
・・・と、思いきや・・・!!
思わぬどんでん返しにびっくり!!
まさに命がけのウソなのですが、
それもフィリップへの愛ゆえのこと。
これが普通の男女の物語ならそう驚かないかも知れない。
でも男同士というところが、おかしくもあり悲しくもあり・・・。
そして、その愛の偉大な力を思うときに、
男同士の愛も男女の愛も同じだなあ・・・と、気づくわけです。
奇妙でめちゃくちゃでありながら、
ふと胸を打たれてしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/a0/4d0c428ac21dfc465a0dc4983fb6ec64.jpg)
ジム・キャリーは真剣な顔をしていれば超絶にカッコいい
スティーブン・ラッセル氏は今もご存命で、服役中とのこと。
いやはや、すごい人です。完敗。
「フィリップ、きみを愛してる!」
2009年/フランス/97分
監督・脚本:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
制作総指揮:リック・ベッソン
出演:ジム・キャリー、ユアン・マクレガー、レスリー・マン、ロドリゴ・サントロ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/96/51dd26afb55869069e8efe1e37b01267.jpg)
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ゲイの男性の物語・・・、なのですが
これは実話を元にしているということで、
そう聞かなければ、
こんな奇想天外の話があるわけない!!と、切り捨ててしまうところです。
まさに、フィクションよりもフィクションっぽいストーリー。
主人公スティーブ(ジム・キャリー)は警察官でした。
でもある時交通事故で瀕死の重傷を負い、人生を見つめ直すのです。
もう、自分を偽るのはやめよう。
ありのままの自分でいよう。
そこで、妻に自分がゲイであることを告げ、警察も辞めて家を出る。
さてそこで何をするか。
・・・それが詐欺なんですねえ・・・。
この実在のスティーブン・ラッセルという方、
IQ169という並外れた知能の持ち主なんですね。
この知能を生かしちゃったんです・・・、生かすべきでない方向に。
クレジットカード詐欺、
高級腕時計の窃盗・転売、
弁護士詐称、
大企業に潜り込んで億単位の巨額を横領・・・いやはや、あきれるばかりです。
そんなことで刑務所に入っていたある時、運命の出会いがあるのです。
それがフィリップ(ユアン・マクレガー)。
二人はたちまち相思相愛に・・・。
いえ、笑っちゃいけないところなんですが。
ところがフィリップは意外とまともな道徳観念の持ち主。
スティーブのウソで固めた生き方が嫌で仕方がない。
お金なんかいらないから、もうウソをつくのは止めて・・・。
そう言うのだけれどスティーブは止められない。
とうとうフィリップまで共犯を問われて二人とも刑務所に逆戻り。
獄舎は別々です。
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そんな時、フィリップの元にスティーブがエイズで瀕死の状態だとの噂が入る。
スティーブはやせ衰え、
もう余命も幾ばくもないように見受けられる・・・
獄中の身で、会うこともかなわないけれど、
電話でフィリップは必死に語りかける。
「ウソばかりの君だけど・・・やはり愛している。生涯で君だけだ・・・。」
ほろりと来ます・・・。
そうか、ジム・キャリーだけど結局こういうシリアスな物語だったのか
・・・と、思いきや・・・!!
思わぬどんでん返しにびっくり!!
まさに命がけのウソなのですが、
それもフィリップへの愛ゆえのこと。
これが普通の男女の物語ならそう驚かないかも知れない。
でも男同士というところが、おかしくもあり悲しくもあり・・・。
そして、その愛の偉大な力を思うときに、
男同士の愛も男女の愛も同じだなあ・・・と、気づくわけです。
奇妙でめちゃくちゃでありながら、
ふと胸を打たれてしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/a0/4d0c428ac21dfc465a0dc4983fb6ec64.jpg)
ジム・キャリーは真剣な顔をしていれば超絶にカッコいい
スティーブン・ラッセル氏は今もご存命で、服役中とのこと。
いやはや、すごい人です。完敗。
![]() | フィリップ、きみを愛してる! [DVD] |
ジム・キャリー,ユアン・マクレガー | |
Happinet(SB)(D) |
「フィリップ、きみを愛してる!」
2009年/フランス/97分
監督・脚本:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
制作総指揮:リック・ベッソン
出演:ジム・キャリー、ユアン・マクレガー、レスリー・マン、ロドリゴ・サントロ