ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ごちそんぐDJ、いただきます!

2016-02-07 09:06:14 | アート・文化

 今日はNHKの回し者だ。お勧めするのは、ごちそんぐDJ!知ってる?そう、見たことある人は、今ごろっ!とか、なんだ古くさい!とか捨てぜりふ吐きかけてスルーでもパスでもして欲しい。

 毎週月曜の19:50~19:55(再放送は23:50~55)に放映されてるお料理番組?だ。テレビ番組欄にも載らなかったするし、へんな時間帯だから、見逃してる人多いんじゃないかな。そうそう、人生デザインU-29ってユニークな若者お仕事挑戦ドキュメントのすぐ後で放送になる。こっちも19:25からって半端な開始時間でこれも気軽に寄っていけない理由の一つかな。U-29から続けて見るのもお勧めだけど、たった5分でもチャンネルを合わせる価値は大ありだ。

 その日のお料理を、ラップに合わせつつ作っていくって番組。まず、料理とラップって組み合わせが、おっ、その手があったか!の驚きものだ。しかも、その歌詞が材料を擬人化したり、食材から妄想を膨らませたりととてもユニークで、しかも、ゆるい!

 出演者、つまりラッパーにしてお料理教室先生は、「DJみそしるとMCごはん」。あっ、これ一人のグループ!?だから。愛称は「おみそはん」。これまでのラップのイメージを見事にひっくり返してくれる。それっぽいのは、斜めに被った野球帽くらい。あの薄汚い無精髭はないし、当たり前だ女だもの、あのずっと地べたをはいずり回ってたみたいなよれよれのダボダボ衣装も着ていない。そんじょそこらの、流行について行けない、いや、ついて行っても勝負にならんからそのまま普段着で通してるお姉ちゃんって感じだ。顔だってほぼすっぴん?で、ニキビの痕だって見つけられそう。八重歯とかえくぼもめんごいねっておじさんたちには気に入られはしても、ラッパーの格好良さとはほど遠い、てか、ほとんど対極だ。そしてラップ、あのどこの言葉かわからん、J-ラップ特有のきどった節回しや口調、アクセントとも無縁、歌詞はすべて完璧に聞き取れる。ちゃんと料理のレシピになってる。しかも、面白い!

 これだけでも十分にそそられるのに、最近はストーリー性を取り込んできていて、これまたユニークだ。先月は、赤ちゃんのお尻が柔らかですべすべで噛みつきたい!って欲求からフルーツ大福作りに入って、最後は赤ちゃんの母親と一緒に大福頬張って終わるってシュールにしてリアルな物語になっていた。次回は明日(2月8日)、けんちん汁を作ってくれるって、楽しみだ。ぜひ、見て欲しい!って思ったから、今、この予告、お先棒担ぎブログを書いている。

 こんなお料理ラップをユーチューブにアップしたのが、その筋の人たちの目にとまって、この番組制作に行き着いたってことだ。僕も、食育子どもミュージカルで同じ手でデビューを狙ったけど果たせなかった。どうでもいいことだけど。この放送時間帯から見て、若者たちにもっと料理に親しんでよって意図で作られてるとは思うんだけど、どうも、子どもたちと一緒の方がいいんじゃないかな。若いお母さんと子どもと一緒にリズムを刻みながら美味しいおやつや料理を作る、いいねぇぇぇ。

 ともかく、このゆるーく楽しいラップ、音楽としても大いに可能性有りだな。

 

 

 

コメント
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