2週間前の菜の花座新年会の話しは書いた。ファンとの意見交換会のことも書いた。実はいずれも同じ日に行ったものだった。冬、雪の中出歩くのは厭んだものね、時間ずらして同日開催、ファンの皆さん、ついでのようでごめん!いやいや、行きがかりからすれば、新年会の方が後から持ち上がってきた話。まずは、ファンの集いやらなくちゃ、稽古の始まる前の冬場しかないよね、1月か?じゃあ、新年会もやればぁ、って流れで決まった。
でも、でも、実はその日はも一つプログラムが組まれてたんだ。来年のシニア演劇全国大会への出場をどうするか?の話し合い。なんと1日に3つもこなしてしまった。実に効率的!こういうの、僕はとってもとっても好きだ。なんせ、日常生活でも、複数作業同時進行を常に心がけているくらいだから。例えば、パン焼きながら、朝飯の後片付けしながら、ブログ書いて、本読んで、みたいな支離滅裂を平気でする。町に出掛ける時でも、用件が一つだったら決して行かない。スーパー寄って、洗濯もの出して、ATMで金下ろして、肉屋で評判餃子買って、あっ、突然ですが、高畠の斎院肉屋の餃子!これぜったいのお勧め。中国本場の味、流行なんて屁とも思わぬ分厚い皮と野菜も肉もこれでもか!とだっぷり入った餡、お試しを!て具合に必ず一度期に3つ4つの仕事を済ませないと気が済まない。
えー、何の話しだっけ?あ、そうそう、一日で話し合い、ファンの集い、新年会、と3つ行事をこなしたってことだった。で、その話し合いの具合が、これまた凄い!全国大会って言っても、来年の開催地は、九州は福岡、かかる経費から言っても、滞在日数から見ても、いえいえ、そんなとこまで舞台装置送れるか?って根本的問題からしても、喧々囂々、賛成反対入り乱れての舌戦が展開すると思いきや、行きたい!今から積み立てすればなんとかなるし、いろんな劇団の人たちと交流できるし、ほら博多屋台村屋台村、みんなが賛成なら当然行くでしょ、と、出てくるのは参加に賛同する意見ばかり!でも、装置はどうやって持って行くの?そこは僕の腕の見せ所、装置を使わずとも、あるいは布とか紙とか軽量でコンパクトにできるものでも、舞台の方はなんとでも致しましょう。ってことで、一気に決定!と言っても、主催者側が受け入れてくれるかどうかが問題なんだけど、まずは強力にエントリーするってことで、この話題は終了。文翔館公演が予選落ちだったってことも、そんなら全国って気合いを入れる結果になったのかもしれないな。
もう一つの提案は、定期的な菜の花座通信を出す、ってこと。新たにホームページは立ち上げて、公演や活動の様子などこまめにアップしてもらえるようになった。毎日数人でもアクセスがあって心強い。でも、菜の花座のファン層を見ると、ネットとは無縁の方たちも少なくなさそう。やっぱり紙で活字でしかも当人に直接届ける便りは必要だろう。幸い、新聞作りが大好きなって奇特な人もいるようだし、座員の紹介や、稽古風景、ゲネプロや楽屋の様子なんかも伝えられれば、もっと菜の花座を身近なものに感じてもらえる。そうやって、一人でも二人でも興味のある人をつなぎ止めていく努力をしないと観客250人の壁は破れない、記事の内容はホームページともリンクして行けば、どちらも充実したものになる。そりゃいいことだ、とこれまた全員、諸手を挙げて、賛成、今年から年4回の発行をおこなうことになった。通信、購読希望の方は、事務局後藤(プラザ)までご一報を!
シニアの加入で、菜の花座一気に息を吹き返した感じだ。若い人たちと違って、時間もあるし、活動への責任感も強い。ITや広報誌編集などの実務的な能力も高い。そして、何より、シニア演劇で楽しい思いがたくさんできてるって満足感、これがどしどし新しいこと難しいことへのチャレンジへとつながって行っている。シニアの元気、シニアのやる気、シニアの本気、観客としても団員としても、もっともっと多くの人が触れて欲しいものだなぁ。
写真は昨年シニア演劇全国大会で上演した『とりかえばや もっか 13』のプレ公演記念写真。