アマゾンから荷物が届いた。注文から2日、速い!これだもの、なんだかんだ不満はあっても、止められない。まして、地元じゃてんで手に入らないものだったりすると、勝負あった!の感が強い。さらに、さらに、さらに、安い!心の奥に引っかかりを抱えつつも、アマゾン依存症は重度になって行きそうだ。
地域の本屋さんが減っていくとか、地元商店の品揃えがやせ細って行くとか、アマゾンに対するわだかまりは多々あるんだけど、その一つに、包装の問題があった。そう、過剰なんだよ、アマゾンは!たった本1冊送ってくるのに、仰々しく段ボール箱に入れてくる。すかすかなので荷が踊らぬようラップしたビニールを底に糊付けしたりして。なんなんだよ、たかが本1冊!もっと荷造りのしようはあるだろうが?
不満は過剰包装だけじゃない。注文のページには、複数の注文品をまとめて送るか、手配のついたものから順次送るか、こちらの要望を尋ねる項目がある。よほどの急ぎで無い限り、一緒に送ってよ、をクリックする。その都度送ることによる段ボール箱の無駄や配送の手間を省きたいからだ。なのに、気を利かせたつもりなのか、ばらばらに送ってくるってこともしばしばだった。ちょっとはエコの視点も入れろよな!ってことだ。だいち、アマゾンの箱って柔だし開けやすさ主眼に作ってあるから、再利用がしづらいし、もうまったく!アマゾンからの荷が届くたびに、欲しいものが手に入ったという喜びと同時に、やれやれまた使えないゴミが増えた!とうんざり感に襲われていた。
今回届いた荷物、なんだよ、こんなでかい箱に入れて!アマゾン流エコ無視配送しやがって!これじゃがばがばだろう、中身。
やれやれとため息尽きつつ開封してみた。あれっ!注文品、一度に全部入ってる!ワッフルメーカーに絞り袋に、文庫本2冊!これは、凄い!いや、ワッフルメーカーと絞り袋が同梱は当然だ、分野が調理で同じだから。でもそこに本が一緒に入っているとは!
アマゾンの商品保管と配送のシステムがどうなっているかは知らないが、常識的に考えて、同一分野のものは一括して管理されてるはずだ。調理と本、これが同じスペースに保管されてるなんて考えにくい。なのに、一つの荷物として送られてきた。以前には考えられなかったことだ。同じ分類の品物でさえ、ばらばらに配送されたりしていたんだ。それなのに、カッパ橋と紀伊国屋が一緒になってる!こりゃぁどえらいことだ。そう言えば、本だけ届く時も、いつの頃からか、段ボールから封筒タイプに変わってた。うーん!
アマゾン、考えてたんだなぁ。きっと、荷造りについて、クレームが寄せられていんだろう、資源を大切にしろって。あれほどの物量をすばやく間違いなく捌くシステムを構築したことだって途方もないことだ。そこにはどうしても避けられない無駄な部分もあちこちに生じざるを得なかったと思う。仕方ないじゃん、お客さん、速く速くって言うし、商品違っちゃ大変だし、汚れたり壊れたりした大事(おおごと)だし、言い逃れに閉じこもるのって当たり前だと思う。なのに、どんだけ巨大なものか想像もつかないが、莫大な商品の管理・配送システムを保持しつつ、さらにエコロジーへの配慮も取り組んでいく、この姿、この力、やっぱ、アマゾンの一人勝ちは当然のことなんだよな。
今回の荷物、異分野商品が一緒に届いたことは、大きな一歩。でも、まだ箱ががらがらのすけすけ、ここらもぜひその飽くなき開発力でなんとす解決してもらいたいもんだな。