自主稽古?って言うか、つなぎの稽古?が始まって4週目、ようやく振付師のRさんが来てくれた。仕事に子育てに忙しい中、時間を割いて振り付けとダンス指導を引き受けてくれた。ありがたい!
前回公演『ディスタンス』は、コロナの真っただ中、あっ、今もか、わざわざ1曲のためにお願いするのもはばかられたし、メンバーが力を付けるって意味もあって、自分たちで振り付けたけど、今回は全5曲、そのうち1曲は全員でフィナーレ、他も演劇性の高いダンスシーンが欲しい。と、なれば、やはり専門家に頼む方が質の高いものが望める。
高校でダンス部を指導するRさんの振付けはとてユニークだが、踊り手の実力をしっかりつかんで無理なく踊れる。しかもカッコいい。これまで見たことのない斬新な動きが必ずはめ込まれている。高校生を指導するだけあって、短時間での指導ながらわかりやすく覚えやすい。
これまで何度も電話をくれていたそうだが、こちらの電話番号が変わっていることを伝えていなかったので、ついに事前の打ち合わせができず、初回の今回は、基本的な打ち合わせが主体になった。
お願いする3曲、それぞれのメンバーを紹介し、シーンの意図を伝えた。途中曲調が変わるところもあり、その転換を大切にして振りにも生かして欲しい、なんてことをかなり事細かに相談した。一番の念押しは、フィナーレ以外については、芝居を演ずるように踊ることを、これをよくよくお願いした。
打ち合わせが終わった後は、団員全員、先生の動きに合わせて体を動かした。
若手が次々抜けたこともあって、ほぼシニア劇団になった菜の花座、こんなロボット以前のぎこちない動きでダンスになるのか?と大いに不安。
そこは勝手知ったるRさん、かちんこちの年寄りたちをいかにも楽し気に踊らせてくれるら違いない。
それと公演まで6カ月もある。門前の小僧じゃないが、慣れて慣れて、体にしみ込ませれば、そこそこ見られるダンスになるものさ。
次回は、振り付けも始まる。下手でも踊るのが嫌いじゃないメンバーたち、レッスン後のフリーダンスもそれぞれ熱中して動いてたいたぜ。