ハルタホースの手斧、いいねぇ!見事な切れ味だ。固いナラの薪もスパーンと、いかないときもあるけど、まっ、まずまず小気味よく割ってくれている。これで風呂の焚きつけは極めて効率的になった。火付きの悪いナラも小割りすれば見る間に着火、燃え始めりゃこっちのもんさ、火力強力、火持ち抜群だもの。いいぞ、ハルタホース!
この切れ味保つにゃ刃研ぎもこまめにしくっちゃな。一昨年買った丸砥石が行方不明、すり減った携帯用鉈砥石で研いでんだが、どうも、労多くして功少なし。さっぱり刃が立たない。なんかいい砥石ないもんか?
包丁用なら、古典的な直方体の砥石でもいいんだろが、斧となると研ぎにくい。手斧ならまだなんとかなるが、薪割り用の長柄の斧だと、砥石を据え置いて刃先を動かすなんて、やたら厄介かつ危険だ。もっと手軽に、研ぎ用具を動かすものの方が理に適ってる。
で、探してみたのさ、Amazonで。斧用の砥石、または研ぎ器なんてここらのお店じゃ並んでないからね。Amazonなら数ある製品について、コメントや評価も多く記載されてる。コメント数が多くて、評価の星が多いもの、これが無難な選択基準だ。
手斧に目移りしながら、研ぎ具の上も行ったり来たり。悩んだところで最後は決断、当たりもあれば外れも覚悟。購入したのが、これ。
シャーパルってナイフ型のダイヤモンド砥石!ステンレス鋼に工業用ダイヤモンドが電気メッキ?ダイヤがメッキって、くっつくのか?よくわからんが、評価のコメントが2000以上も寄せられていて、ほぼ高評価。信用できるんじゃねえの。
届いた砥石でまずは包丁で試し。粗い方で数回研ぎ、裏側のつるっとした面で仕上げ。お、おぅぅぅ!鋭く刃が付いたぜぇ。指先で触るだけでも、おっかねぇぇぇ。もちろん、切れ味はこれまでのどの砥石よりも数段上だ。よしよし、これはいいもの手に入ったぜ。手斧も斧も、手軽に研げる。
ならば、田んぼの除草鎌、Qホーの婉曲した刃だって上手に研げるだろう。
いいぞぉぉぉ、わずかに数回、このシャープナーを往復させてやるだけで、剃刀並みの鋭さになった。田んぼでも切れ味抜群!ホタルイ、オモダカ、気持ちよくスパッ、スパッと切れる。この軽さなら、肩凝りなんて無縁だぜ。
砥石と違ってこの形状、どんな刃物でも利用可能だ。ナイフだっ手鋏だって問題ない、って言うか、もともとの用途はナイフ研ぎなんだが。朱色の紐で編まれた持ち手が、なんか刀のつかを連想させてほほえましい。ケースの皮も上仕上げだ。裏面は皮砥、ほら、昔床屋さんが髭剃り研いでたろ、あれ、にも使えるんだって。今度、製パン用の剃刀も研いでみるかな。
いい品物は、ちょくちよく使いたくなる。今は、田んぼのQホー。毎日、持ち出す前に30秒間の刃研ぎタイム、よぉーーーっし、鋭く輝いてるぜ。さっ、いざ草刈りに出陣じゃぁぁぁ!