いやぁ、かかったねぇ、まる1週間だぜ。こっちの1反3畝の田んぼは、時間かかると思ったんだ。雑草は多いし、藻も蔓延ってる。藻のないところはヒルムシロ一面だし。コシヒカリの1反部が3日で終わった、なんてまるで比較にならない。いつも仕事は、辛いところ、酷いものから始めるんだけど、今回は、楽に終わりそうな田から入ってよかった。このぶっ通しの1週間、やり終えて、さらにもう1枚、なんて忍耐力を超えてるぜ。いやぁ、大きな田2枚、株間除草終えられてよかった。
これでも、例年からしたら、ずっとずっと楽なんだ。いつもだと、田んぼの真ん中あたりに差し掛かったところで、最初に除草した個所はもう草だらけだからね。終わるそばからすぐもう一度!なんて、追われ追われの作業なんだ。それが、ともかく、除草の痕跡?が残っている間に終了できた。これで、明日は6回目の除草機を押せる。ぴっかぴかの田んぼ!ってわけにはいかないが、まっ、我慢できるぜ、この程度なら、ってくらいにはきれいになった
。
そこそこ上手く行ってる理由は、除草機が適期にしっかり押せてることだ。田んぼのトロトロ化が進んで、除草機が楽に、しかもしっかり土を反転させて押せるようになった。これが大きい。徹底して土をかまし続けて来たから、畝間についてはほとんど雑草が生えなかった。だから、Qホーも株間たけの除草で済んだ。
期間が短かったので、水をたっぷり張って作業できたってのも助かった。水が深いと、草が立ち上がって、すっぱり切れやすくなるんだ。1週間なら、毎日冷水を掛けて深水にしてもイネの生育の邪魔することも少ないと思ってね。
そして、何よりの戦力は、シャーパルの砥石!
毎日草刈りに入る前に、ささっと研いで刃先を鋭くしてやる。これですっぱすっば切れるんだ。この切れ味の妙味が連日の繰り返し作業を耐えさせてくれた。グイグイ、えいやっとと力任せに刈らなくても、さっくさっさく刈れるんだ。これでどんだけ楽になったことか!肩こりとかまったく縁なかったからね。良い道具、こまめな手入れ!これが仕事の第一歩ってたことだぜ。
残るは、小さな田んぼ3枚、これは手取りでもいいくらいのきれいさだ。7月末出穂まであと2週間ちょい、どうにか、草と仲良く実りの時期に入れそうだぜ。