2回目の接種終了!
1回目の大混雑の経験から、待ち時間用の本も持参したのに、あっけないほどスムーズ。読書時間は接種後の待機15分だけだった。まっ、いいんだけど。前回のあの右往左往はなんだったのか?年寄りはせっかち、って言うか、準備万端が好み、5分前行動どころか、30分、あるいは1時間前行動が習い性だってこと、忘れてたんだな、受付側も。わかる、わかる。菜の花座の公演でも、開場の30分前から並ぶものね。
でも、年寄りだって経験からしっかり学んでる。早く行っても待たされるだけだって。人間、見知った現実には落ち着いて対処できるってことだぜ。
接種に伴う副作用は、肩の痛みだけ、"とびきり健康"、"いたつて丈夫"の俺様にワクチンごときが悪さできるわけはないのさ。と、高く食っていたが、翌日はだるさでぐだらぐだら。いやいや、これはここ数週間の除草疲れさ。それと、この湿度の高さ!80%超えはやっぱりきつい。予定していたQホー除草最終回が、あろうことか天気予報が曇りから直前変更の土砂降りで中止、これも頭をもやもやさせる原因の一つだぜ。
本当は、ワクチンなんて打ちたかなかったのさ。医者も薬も極力避けて暮らしてる身だからね。田んぼ、畑、ジムを行き来してる分には、感染のリスクはほぼゼロに近い。ジムじゃ一切しゃべらないし、もちろん、常時マスク着用だ。こんな引きこもり生活で全然、不便は感じてない。
たださぁ、菜の花座あるからなぁ。今は週一だけど、盆明けからは週二日になり、公演の11月になればほぼ連日の稽古になる。劇団内で感染広げちゃならないし、本番時のお客さんへの責任もある。他人様に迷惑かけるな、ってのが父親のただ一つの教えだった。これは骨の髄までしみ込んでるんだ。
薬や医者への忌避感の他に、ワクチンで世界が救われて、それでいいのか?めでたく一件落着、素晴らしき科学の力・アトム万歳でいいんだろうか?って疑問なんだぜ。このコロナウィルスだって、人間の暮らしぶりが変わったからこれだけの脅威と拡散になったわけだろ。その元の部分を断たずに、対処療法で手当して乗り切るって、怪我してるのにテーピング雁字搦めに固めてプレー続行!みたいなもんじゃないか。
やっぱり、根本的な治療が必要なんだと思う。せっかく、って言うか、こうも甚大な被害を被ったんだから、原因に遡った対策を考えて行くべきなんだぜ。やたら広がり過ぎた交流圏とか、都市への一極集中とか、世界的な格差拡大とか、自然破壊とか、見つめ直すことは数多くある。
臭いにおいは元から絶たなきゃダメ!ってCMあったろ、あれだよ。進んだ科学技術の力を根源的な解決に向けなくっちゃ。
目の前の危機をともかく乗り切る、それにはワクチン接種!それは否定しない。でも、それで「人類がコロナに打ち勝った!」なんて寝言を、時の首相が一つ覚えにしてもらってはお先真っ暗ってってもんだろ。いや、今の為政者にゃない物ねだりだ。彼らには、オリンピック強引開催して選挙に勝つ、なんて目先と保身しか見えていないんだから、一切、期待はしない。
どこかで、ひっそりでも、じっくりでもいい。世界的規模で、歴史的視野で見つめていく、そんな透徹した識見の高さを示す人たちに現れて欲しいのだ。そして、かれらの提言や警告を社会全体が大切に受け取る、そんな流れが生み出されて欲しいのだ。
ワクチン打った、やれありがたや!そう能天気には行かんのだぜ!