田んぼの話し、米作りの苦労についちゃ、嫌ってほど書いて来てるけど、収穫した米どうやって食べんだよ?ってのは、ほぼ知らんぷり、だったよな。
農家の暮らし知ってもらおう、って筋から言った、書いておかなきゃならん重大ポイントだった。
まず、秋獲れた米は、籾付きのまんま小屋の片隅で居眠りしていてもらう。固い籾に包まれてる限り、味変は起こらないのさ、って言っても限度はあるけど。
米が必要になったら、籾を外す。これ、籾摺りって作業な。専用の機械、籾摺り機の原理は、回転するゴムローラーの間を通して籾をつぶし、風送って吹っ飛ばす、そんだけ?!ってくらい単純。
この作業、以前は我が家にも大袈裟な機械=万石っての設置して夜なべ仕事でやっていたんだが、あまりに性能、あるいは腕が未熟で、出て来るのはもみ殻交じりの米はっか!もうやってらんねえぜ、って今は最新の機械を入れた友人に頼んでいる。
籾摺り終われば、それが玄米。これもまあまあ日持ちするけど、温度高けりゃ変質しちまうから貯蔵用冷蔵庫に保存する。
さて、いよいよ、白米にして食べる準備だぜ。
小型精米機のお出ましだ。
こっちは石臼と同じって言ってもいいな。上から投入された玄米は鋼鉄製の回転やすりで周囲を削り取られて、白米となって排出される。
精米具合は目盛りを合わせて、5分つきだろうと、酒米用純白米だろうと自由自在だ。
削り落とした玄米の表皮は後ろのケースに溜まる。
これが米ぬかだ。大切に取っておいて、ボカシ作りやもみ殻堆肥の発酵資材に使う。夏場なら、ぬか漬けにもね。
この作業は2週間に一度ってところかな、白米にすると急速に味が落ち始めんで、その都度必要に応じて。そう、白米は生鮮食品ってことなのさ。
えっ?1枚目の写真の白米、白くない?
そうさ、我が家は5分つき、栄養重視なんだ。それと、籾摺りの際はじかれる2番米ての食べてるんだよ、なんかもったいないだろ。
手づから育てた作物は愛おしいものなのさ。
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