ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

三苫に生きる職人魂!

2025-02-22 10:50:54 | スポーツ
三苫薫のスーパーゴール、見たかな?
まだの人、サッカーなんてぇ、って思ってる人、ぜひみてくれよ、これはサッカー界の伝説になるゴールシーンだから。

すげえーなぁ、三苫!って、三苫薫の技の巧みさ、手放し感動って、これ書いてんじゃないのよ。

プレーすげえー、だけじゃなく、ただ者じゃねえな、この男!この男の背骨は何だ?って話しだ。



サウジアラビア金満チームが移籍金 5440万ポンド(約104億円)出すから、来てくれぇ! って、オファー。

金額の高にびっくり仰天してるわけじゃないのさ。いや、ちょっと狂ってんだろサッカー界って、呆れるちゃいるんだ移籍金バブルには。でも、

こんな大金積まれても、三苫は見向きもしなかった、ってことなんだ、いや、ちっとはスケベ心動いたかもしれんけど。

もっとレベルの高い場所でプレーを続けたい、これが大金オファーを蹴った理由だってよ。

だろうなぁ、アルナスルからの移籍話聞いた時、あっ、三苫は絶対行かないなって確信してたもんな。

その確信は何故?

こんな言い方好きじゃないんだが、日本人だから。
なんだ、日本人は金に目は眩まないのか?
黄金色に目を輝かすのは日本人じゃないてぇのか?
金銭の見返り求めちゃいかんとでもいうのか?

金より名、栄華より栄誉、日本人すげぇぇぇ!なんて連中と肩組むつもりはねえよ。

三苫は高額オファー何故蹴った?
サムライだから?武士は食わねど高楊枝!日本代表サムライ―ブルーの一員だから。うーん、座りのいい理解だな。
たしかにサムライは所領に命を懸けた、一所懸命ってやつな。あるいは主君への忠誠心。とは言っても江戸の御代にゃ太平楽を決め込んだからな。

だから、俺の見立ては違うんだ。

道を究める職人だから!

三苫の佇まいとか、プレーのひたむきさ見ていて、思い浮かぶのは、素材に向かう名工の頑固さなんだよな。
伝統工芸の職人、宮大工、石工、漆芸、陶芸、織物、染色、・・・人間国宝につながる名人たちのこつこつと精進する姿勢だぜ。
あるいは書道、茶道や華道など芸に専心する人たちも。
今じゃ、料理のシェフやパティシエ、ついにはソムリエとかバリスタとかにまで、名人の敬称が捧げられる。
これが日本の伝統なんだと思う。日本人の心の底に流れる生き方の美意識なんだと思うのよ。

金よりも名、名よりも自身の納得、いや自己満足を越えた名品をこそ目標とし、はるか先に究極の達成を見据える。その見果てぬ境地に向けてひたすら自らの身を技を磨いて行く、この宗教的とも言うべき求道心!

現代の先端、サッカーの名選手たちにもこの生き様への憧れは受け継がれているって思うのさ。サッカーの匠になる!到達できる極点を目指す、そのためには、日々専心し、心身7を鍛え、技を磨き、ワンプレーに集中する。

贅沢な暮らしにも、栄誉にも溺れることなく、道を究めることを目標に日々を厳しく律して行く。そんな若者たちだからこそ、目先の欲得を無視してさらに難しい試練に身を投げ出して行くんだと思う。

いまや、ヨーロッパに飛び込み、日々自分磨きの旅を続けている若者は70人を超えたって。日々鍛錬を怠らず、一期一会的精神で試合に臨む彼らの克己心とチームへの強い献身性が強力な力となって、それぞれの地で、各々のチームで居場所を見出しつつあるってことだ。

さらに言うなら、現代の名工を目指すのはサムライブルーだけではない、なでしこジャパンの女子選手たちも同様だ。今アメリカで、She Believes Cupを戦うメンバーも24名中、20名が海外のチームに所属している。
彼女たちも言葉も通じにくい異境の地でひたむきな努力を続けている。

たとえ人生の一時期だとしても、そんな挑戦に、精進に自身を掛けている若者たちがいる。
これは希望だって思うのよ。

だからサッカーは素晴らしい!ってのは、手前勝手な理屈かもしれんけど。

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