だいたい安酒探して飲んでる奴が、電子辞書なんて買うか?
そ、そうなんだ、無駄使いだ、わかっちゃいるんだが、ついアマゾンで、ぽちっ!現在執筆中の台本に必要なんだ、てのが自分に向けた苦しい言い訳。それに、中古品でめちゃめちゃ安い、ってことはむちゃくちゃ古い、辞書だし、まっ、許そう、って甘いねぇ。こうやって、せっかくの節約暮らしが台無しになるわけだ。
以前は、ランニングだった。走りはじめた頃は、これ、一生ものの趣味と実益だから、仕方ないんじゃない、ちょっとばかりの散財は、って倹約のモットーを押さえ込んで、ウェアー、シューズ、GPSウオッチ、買いまくった。大会にも月1ペースでエントリーした。今はさすがに、ちょっと落ち着いたけど。
もっとずっと前からなのが、演劇だ。舞台のためなら、芝居のためなら、菜の花座のためなら、金に糸目はつけない!なんて、大見得は切るほどじゃないけれど、緊縮財政のたがは必ず外れる。特に、台本を書くときだ。ものにも依るが、多くの場合予備知識として10冊程度の本は目を通す。図書館で借りりゃいいのに、ていうのは、物書きの実態を知らない人の言うことだ。読み通した後でも、傍らにおいて、手に取ったり、ページを繰ったりして、何度もお世話になる。これらの書籍代が、馬鹿にならない額なのだ。
そして、今回は、なんと電子辞書!
何に使うってんだよ?広辞苑?逆引き?歴史年表?それもある。が、そんなのは、書籍版、めったに開かないけど、も持っているし、簡単な調べ物ならネットの辞書や年表で済ませることができる。実は、中国語なんだよ、中国語。
ほら、って言ってもこのブログ継続して読んでない人にはわからないけど、今書いているのは満州女塾、どうしたって満人(当時日本人が現地の漢民族の人たちを呼んだ呼称)が登場するわけで、ついつい、3人も出してしまったから、その人ら同士の会話も書かないわけにいかなくなったんだ。もちろん、短いものだ。やたら長々と難しい台詞のやり取りさせたら、字幕が必要になっちまうから。それでも、タモリ流のそれっぽいインチキ語じゃうまくないし、ここは音声付きの電子辞書で発音まで教えてもらおうと、購入したってわけなのだ。中国語って言ってもトラベル会話程度だけど、なんとか使えるんじゃないかと、100コンテンツ入りのカシオエクスワード、2004年製造のものを買った。なんと、3500円!型が古くなるとここまで安くなるんだ!驚きだ。だって、辞書なんて中身ほとんど変わらないはずなのに、どこが進化してるんだろうこの10倍の差は。
まっ、この程度なら、仮にちょこっとしか使えなかったとしても、物書きの際の手慰みのおもちゃとして、パソコンの横に置いておけばいいか、と今も、すぐ横で澄ました顔で鎮座している。擦り傷だらけで色も変わり、使い込みました感はたっぷりだけど、使用可能ならそれでいいわけで、中古品利用はこれから僕のトレンドになりそうな予感だなぁ!
と、言うわけで、台詞の変換、やってみなくっちゃ。
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