ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

しそ巻、今年は失敗しないぞ!

2021-07-21 14:11:37 | 食べ物

 どうするよ?シソの葉、そこら中に鮮やかに薄緑の葉を広げてるぞ。冷ややっこやソーメンの薬味だけじゃ勿体ないだろ。やるなら今だぜ、しそ巻作り。

 でも、ちょいためらうよなぁ、去年作ったの、まだ冷凍庫に残ってるから。いっぱい作ったものなぁ。それも出来てみたら予期した味じゃない。なんか、全然食欲そそらない。潤い不足、のっぺりと味噌団子包んだみたいなんだ。これじゃ、冷凍庫から食卓への道は遠いよ。

 理由はわかってる。米粉を加えて味を薄めたからなんだ。家の味噌しょっぱいから、なんかで割ってやんないとって。それと、クルミを入れ忘れたことも、味気ないものにした原因だ。

 わかってるなら、作ろうぜ。

 松の実もクルミも白ゴマも、たーっぷり入れて、包む量は減らして、砂糖と味醂を効かす。おっと、ごま油もしこたまぶち込んでな。

 まずはシソの葉摘み。朝、強烈な日差しにあぶられる前のしゃきしゃき元気なところ、庭で摘み、畑で摘み、ゴミ捨て場?で摘み。育ち過ぎず、かと言って、味噌が包める大きさのもの、70枚ほどを集めた。水洗いしてそのまま、作業にかかる午後まで放置する。

 葉1枚に包む味噌を少なくするつもりだから、このくらいかな?適当に味噌を鍋に取りごま油だっぷりの中で溶かす。砂糖をぶち込み、みりんで固さを調節、松の実、クルミは別に煎っておいて、これまたどばぁっと放り込んで混ぜ込む。ぐりぐり混ぜて、さぁ、包むぜ。

 こりゃ松の実、クルミ、欲張り過ぎたかな?クルミ、松の実の味噌まぶしって感じだぞ。まっ、これならしょっぱいなんて不平は出てこないはず。ただ、葉を留める楊枝が刺さらない。ええいっ、きれいに刺そうなんて気取るんじゃないよ。刺さってればよし、留まってれば上等!

 油で揚げて、出来上がり。

 どれどれお味は?うん、もう少し味噌っぽさが欲しかったなぁ。が、なんたって具材たっぷり、贅沢なしそ巻の仕上がりだ。小分けして冷凍、冷蔵、大切な常備菜、食卓の名脇役登場!ってところだぜ。 

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ええいっ、もう1回田んぼ除草だぜ!

2021-07-20 15:10:09 | 米つくり

 10日前、株間除草終えて、最後の除草機押したから、これで田んぼの草取り作業お終い!よしよし、田はきれいだし、生育も順調、今年はこのまま無難に稲刈りゴールだな、なんて、ほくそ笑みつつ秋野菜の種蒔きとか精出してたら、ムムムっ!こ、この株間雑草の勢いはいかに!びっしりとイネの株元を覆い尽くしておるではないか!

 ダメか、除草機押し6回、草刈り除草1回と、いつになく頑張ったのにまだ苦しめるのか!

 宿命だな。無農薬米つくり、どこまで行っても草に打ち勝つなんて夢のまた夢、東京五輪のコロナに打ち勝つってやつと同じだぜ。自然の猛威を侮っちゃいけねえよ。

 去年までは、もうこの段階で力尽き、心折れて、ええい、後は野となれ山となれ、で田んぼから遠ざかった。それでも稲刈りはどうにかこうにか機械で乗り切れた。ただ、結束の度に雑草が絡まり、束を引き抜いてやるって手作業が欠かせなかった。

 どうする?今年も例年通り、機械の進行に束引き抜き係りを伴走させるか?

 せっかくここまできれいに作って来たんだぜ、今年の田んぼ。あと一息、これまでにない稲刈りを実現できそうだって言うのに。ここでもう一度株間Qホー除草に入っておけば、来年以降、ぐっと草も減るはずだぞ。ここらで、草だらけの田んぼからワンランクアップを目指してもいいんじゃないか。どうせ4日か5日の辛抱だ。ええいっ、頑張っちまうぜ!

 人間、仕事がスムーズに行っていると、もう一歩の頑張りも効くもんなんだな。照り付ける灼熱の太陽を背に受けつつ、田んぼに押し入った。

 前回は、まだ草も小さかったので、サクッと一掻きで株間一つの除草が済んだが、わずか10日の間に、この手強さはなんだ!株元を見る限り、俺たちが主役だぜぇって図々しさでのさばっている。しかも、イネもぐぐっと丈を伸ばして視界を遮るぼとになっている。よくよく透かし見ないと取り残しも出てしまう。これは容易ならぬ事態だ。2歩進んで、2列、のペースじゃ刈れない。1歩踏み出し、1列を丁寧に掻いて、さらに1歩、速度が半減してしまった。なんてこっちゃい!4日で終わる?そんなあり得ない。まず1週間は見なくちゃなるまい。

 背中が灼けるように熱い!頭もぼうっとして、草も見逃しがちだ。しっかりせい!ともかく、午前中3時間!このノルマは絶対に譲るまい。びっしり生えたところから始めたから、だんだんと楽になるはずだ。そこまで我慢、やせ我慢!イネもこの日差し、待ってました!と、おがって、株間も日が当たらなくなるはずだ。そうなれば日向雑草のコナギは元気がなくなる。そこまでの辛抱だ!忍耐だ!

 イネの茎数が多く、畝間も狭かったところは雑草も少ない。そんな個所に達すると、砂漠でオアシスの感覚だ。どこもこうあって欲しいと心底願う。その思いが高じ過ぎて、去年は堆肥過多のイモチ発生を引き起こしてしまった。ともかく元気に育っている。贅沢は言うまい。7月もあと10日、8月に入れば出穂が始まる。そこで、気持ちよく田んぼ作業から離れるために、あと5日?あと1週間?やるぞ、やるぞ、やるぞぉぉぉ!

 

 

 

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今週の菜の花座⑤ついに振り付け!

2021-07-19 14:32:39 | 菜の花座

 待ってたよぉ、振り付け!なんやかや、延期が続いて、やっと振りを付けてもらった。

 と、言っても1曲の途中まで、いいの、いいの、まだ先は長い、時間もたっぷりだから。クロージング、全員で踊る『Fly Away』、前回ダンスに使ったTones&Iの曲だ。飛び立とうぜ!って内容、菜の花座の舞台の締めにゃぴったりなんだ。当初は全員のダンス、なんて考えていなかった。コロナの邪魔建てで公演が3か月延びたから、そんじゃなんか楽しくしようぜ!ってことで踊ることにした。

 ほぼほぼシニアの菜の花座、いや、歳の問題じゃないな、得意もいれば苦手もいるメンバー、誰もがなんとかこなせる振りを付けるって容易なことじゃなかったと思う。ありきたりのステップを繋ぎ合わせるなら簡単だが、ジジババにも優しく、かつダンスとしての見せ場もある、となると振り付ける側の難易度かなり高くなる。

 そこを超えて、踊って楽しい観て納得の振りを付けてくれるのが、菜の花座ダンス講師のRさんだからこそだ。今回の出来もなかなかのものだ。さらに完成形は彼女の頭の中にあるようだが、1回のレッスンではとてもそこまでたどり着けない。いや、彼女の見込みでは、もっと手前でタイムオーバーになるって思っていたようだ。そこは、菜の花座、シニアと言えども、みな精いっぱい付いて行った。

 ダンスなら任せて!の二人がしっかり覚えて、他のメンバーに教える。このチームワークも菜の花座ならではだ。休憩、水分補給タイムも休むことなく出来ない振りをチェックしてもらっている。

 次回はここまでを全員がしっかりマスターすることに全力投入だ。そう、休んでいた人への伝達もある。それが済めば、曲の後半、さらにはソロダンスの特訓も始まる。稽古前稽古もいよいよ本番仕様になって来たぜ。

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秋野菜、種まき

2021-07-18 15:15:21 | 畑仕事

 ちょい、遅れ気味だけど、まっ、いいでしょ。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、レタスの種を播いた。

 種はすべてネットで購入、だって、F1じゃない固定種が手に入るからね。それと、種屋の店頭じゃ目に付かない珍しい品種もある。送料かかるって難点は、できるだけまとめ買いすることでカバー、先々播く白菜やタマネギも一緒に購入すりゃいいのさ。

 キャベツだと、野崎中生とサクセッション、それに札幌大球、1個3キロにもなるんだってよ、ほんとかい?それでいて寒さにも強く貯蔵性もあるってんだから、秋遅くの収穫で、来春いっぱい楽しめるってことだ。キャンディーレッドなんて紫キャベツも買ってみた。甘くて美味しい、なんてうたい文句なんだが、どうだろう。紫キャベツなんてそれほど利用しやしないだろうけど、彩り豊かで楽しいよな。自家栽培野菜は、実用性なんて枠にはまってる必要なしだぜ。

 カリフラワーは野崎早生、ブロッコリーはドシコ。ド、ドシコ?なんちゅう命名じゃ!一瞬ドジコかと思ったぜ。きっと日本の原産じゃないんだろうな。どちらも固定種。一代掛け合わせじゃないから、値段も安い。なんたって、種苗メーカーに首根っこ掴まれてないってとこが大切さ。ほんと!どんどん高くなるばっかりだからさ、野菜の種や苗、自取りできればもっといいんだけど、その手間暇は種屋さんにお願いして、固定種の購入で我慢だ。

 今日も変わらぬ35℃超!ハウスの中での作業は極力避けたい。と言っても、育苗土はハウスの中で作ってあるから、ポットへの土入れは、ええい、忍耐だぜぇ!苗箱1枚にポットは24個入る。これを6種類用に6枚、それと春に買ってすでに2回播いているミニレタス、マノアとレネットで箱1枚。

 箱7枚、土入れ終わったら、ずらっと並べてたっぷり水かけ、ハウスに置いてあった育苗土はからからに乾いてるんでね、しつこいくらいに何度も水を撒く。ここまでは、水も身近にあるハウス内の作業、種まきは木陰の涼しい場所でじっくりやることにした。1dlの種は、1ポット3~4粒播くなら、倍くらいのポットに播けるんだけど、そんなに苗できても仕方ない。かと言って、取っておいても来年には使えない。ええいっ、1ポット10粒くらいと大サービスだぜ。こうしときゃ発芽しないポットなんてないからな。間引きの手間はかかったとしても、余らせるよりいい。

 涼しい木陰で、心地よく種まき終えたら、また、ハウスに運ぶ。掛け土を篩いで播いて、再度軽く水を撒いて表面を湿らせて終了。ハウス内に作ったトンネルに並べて黒寒冷紗をかけてすべて終わりだ。

 なんだってハウスにこだわるか?まず水があること、トマトとメロンが植わっていて、常に目が行き届くこと、害虫が少ないこと、暑さは桁外れでも、人間の管理下に置けるってことが大切なんだ。

 さっ、これからは朝夕、チェック、まずは発芽を揃えることに全力集中だぜ。

 

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猛暑登山!いや、登山道整備

2021-07-17 15:26:20 | 地域文化

 さぁて、今年は登れるかなぁ?_

 福島県境、中ノ沢山の登山道整備だ。以前、この峠道は福島県飯坂と結ぶ大切な生活道、できればここに自動車道路を開通して、地域振興を!と、毎年、地域上げての民衆登山が行われて来た。

 が、福島とは栗子トンネルで国道13号が抜け、さらにそれに沿って高速道も開通してしまった。町の北側では、七ヶ宿を通って宮城県ともつながってしまっている。今さら、この旧道が脚光を浴びる可能性はほぼゼロに等しい。開通悲願の登山に意味はなくなってしまったが、まぁ、この地域の大切な山、それと道路開通に向けた先人たちの思いを受け継ぐって意味もあって、地区民登山は細々と行われている。

 子どもたちも含めたかだか数十人が登るためとはいえ、登山道の整備は欠かせない。地域公民館の役員を中心に草刈り登山が行われている。

 集まったのは18名、でも、山道を除草機を使いながらたどれる人数となると、わずかに6名。残りは登山道までの取り付け道路の整備に当たる。

 年齢見たんだろうな、どちらの組に入れるべきか躊躇したようだが、これまでの3回の経験もあって、山登り組に組み入れられた。そうだよ、そのために来たんだもの。まだまだ行けるぜ!昨日だって6キロ走ってんだ。

 ただの山歩きなら、まったく問題ないんだが、草を刈りながらの登山となると、脚力以上に様々力が必要になる。まず、一番の難点は、足元に注意を払えないってことだ。高速回転する刈り刃を見てなきゃならんからね。そこら中に岩やら灌木やら窪みやら、注意を怠ると刃が弾かれて火花を飛ばす。足元は、足裏のセンサー頼りだ。おっと!石の上だぜ、ほら、苔で滑った。あらら、崖でざれてるぞ、そうだ、前回ここで数メートル沢に滑り落ちたんだった。注意、注意!

 歳とって、何が変わったって、バランス感覚が低下したこと、これがめっちゃ大きいんだ。ちょっと、重心を失うと支えてられない。すぐによろめき、立て直せずに手を突いてしまうんだ。なんだって、こんなことで転ぶんだよ!ってついつい自分に毒づいてしまう。だから、山登り、それも草刈り機操作しながらの登山となれば、十二分に気を付けなくちゃならないんだ。これが一番の厄介だな。ささいな段差、一瞬の滑り、わずかな踏み違いでも、機械もろとも転倒しかねない。下手すりゃ大怪我だ。もしものことがあれば、それ見ろ、年寄りの冷や水が!って顔しかめられるに違いないんだ。これまで以上に細心の注意を払いつつ歩を進める。

 それでも、年に一度の自然界真っただ中、ブナの大木は待っていてくれたし、

 アジサイも可憐な花を咲かせている。

 梅雨時、雨がいっぱい降ったので、沢の水もたぎり落ちていて、気持ちよい。

 猛暑日突入で、沢筋の山林と言っても、やたら暑い。先頭のリーダーは蜂に刺されたって、これまた要注意だ。

 今年は、3回目で慣れたということもあって、この後登る子どもたちの目線に立って草を刈った。足場の悪い岩の周囲とか、滑落しそうな個所とか、よく見えるようにきれいにした。丁寧な仕事のせいで、8割がた登ったところで、燃料が切れた。組んで刈っていた人は4サイクルエンジンの機械だとのことで、混合油の予備はないとのこと。以前の2回は満タンで最後まで行き付けたのにぃぃぃ・・・。まっ、残りは後続の二人に任せよう。

 止まった機械を片手に最後の急坂を登る。これ、たしか300メートルほどのはず。GPS時計はすでに1.8キロ、えっ!たった!!そう、GPSは傾斜は認知外だからね、実際の踏破距離はこの1.5倍くらいかな。

 真夏の日差しは強くても水蒸気多く、眺めはもう一息だったが、置賜平野の半分を見晴らす絶景だ。

 赤とんぼ舞う山頂で先導の二人と後続を待ち、下山開始。

登りは1時間半かかったが、下りは30分だった。膝が笑うことなく、転んだり滑ったりもせず無事、登山道入口まで帰り付けた。ふぅ、この調子なら、もう一年は同行できそうだぜ。って、もうこの登山道整備、体力チェックテストになってるな。

 最高点は869メートル、高度差は310メートル。昼飯前?の登山としちゃ、手ごろだよな、なぁんて、疲れ果てたくせに。

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