自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

難治喘息(4)”芥子種の信念、山をも動かす”

2015年02月03日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

激しい痰の浄化から3年経て・・・                      2015・2・3

*************************************

Sさんが救急車を拒絶したため、ご主人が咄嗟に

筆者に電話をしてきて、”拙宅へ行く” という判断に委ねたことは

読者の中には違和感をお持ちになる人もいるだろう。

”命の危険を冒してまで・・・そんなに無理をしなくても・・”と思うところだ。

その理由は一つ。オカルト的に聞こえるのを覚悟していうのなら

Sさんの耳に受話器をつけてもらい、そこから筆者が 真言*1を唱えた。

その折に、Sさんの幽体レベルの波動を感じ受け、死なないという確信が筆者に

伝わったからかもしれない。

もし、Sさんがこれほどの覚悟がなければ、病院へ搬送されるべきだったのは

言うまでもない。

まさに、キリストのいう、”からし種ほどの小さな信念さえあれば”人は山をも

動かすことができるという言葉同様、Sさんの信念は神から与えられた生命力の

発動を促したのだろう。

手記は続く:

 

”[須田の家に ご主人によって運ばれ]施術を受け、

身体の機能はほとんど以前のように回復しました。

しかし、その夜から、三日三晩の間、頭痛に襲われました。

とても激痛でしたので、その間の記憶もあまりないほどでしたが

心の奥底で’これは浄化作用だ。

出し切れば、必ず、好転する。

絶対に良くなる’という信念は揺るぎませんでした。

ひたすらその痛みに耐え続け、家族の見守る中 この状況を脱しえました。

家族にはほんとうに感謝しています。

 普通ならこのような状態で、絶対に病院へと救急車に乗って、私の意見が

 どうであれ、連れていかれたと思います。

 身体がマヒしかかっている、もしかしたら生死を分けるような事態であったかも

 しれません。”

実は この頃には、ご主人も般若心経を 毎夜どんなに疲れていても

お唱えするようになっていた。

妻の必死に救急車を拒む無言の声とアートマの叫びは ご主人の心

の奥底にも伝わってきたのだろう。

 

 主人も、私とともに、須田先生から般若心経の勉強を受けて、色即是空 という

 深い意味を考え、知り、自分の本質を気づくことができていたからだと思います。

 どんな状態になっても、私を信じ、私の意思を尊重してくれたのは

私の見つめているものが本物だということを 主人が信用し、

ともに見てくれていたからだと思います。

こうして、見守り、祈り、サポートしてきてくれた主人に心から感謝です。”

 

そうした矢先、第二の事件?が起こる

 

”このころには アートマセラピーを受けながら、今までの日本一といわれる

アレルギー科の先生の治療を受けながら、ステロイドを8錠から3錠に

減らしていました。

私の中で、焦る気持ちがあって、病院の先生にも 須田先生にも相談せず、

それから一月の間に完全にゼロ、つまり、ステロイド薬を取らなくなりました。

その急激な減薬は私の体に大きなダメージを与えました”

 

その一見無謀ともいえる、行為には、ある確信があった。

 

”以前不安になっていたこと。

発作のときに、頼っている病院の先生がいなくなったら?

必要な時に薬が手に入らなかったら? 

どうなってしまうのだろう、死んでしまうに違いない~

という不安がいつの間にか消えていました。

自分の本質である生命力から流れるエネルギーが 体の隅々にまで

流れ込んでいるという実感がありました。

 

それは強い自信にもなりました。”

 

その自信は それからわずかひと月後、急激な薬の減量で、体のバランスを

壊して有無をいわさず、救急車で病院へ運ばれる事態を招いた。

しかも、今度は救急車の中でさえ、息ができないほどの苦しい状況、病院に着くと

医師からも家族に’今回は覚悟を’という言葉を投げかけられるほどの

深刻な症状を呈していた。

 

”劇的にステロイドを減らしてひと月後、大発作を起こして病院に運ばれました。

しかし、大発作にもかかわらず、周囲が驚くほどの速さで回復し、

急激に薬を減らすことの 体への反応を体験し、反省しました。

この事件がきっかけで、その大学付属病院にご縁ができて、

高価な新薬での治療を条件に 月に一度の定期検査を受けることに

なりました。

同時に、徐々にステロイドも減らしていくことにしました。”

 

Sさんは担当医師と何度も話し合いを試みた。

今までは受けるだけの患者として甘んじていたが、自分の意見や希望をはっきり

医師に聴いてもらおうとしていた。

ステロイドを減らしたいこと。

ゆくゆくは新薬ですら、必要ないとおもっていること。

根気よく Sさんは検診時に自分の希望を医師に投げかけていた。

 

こうして、絶対8錠は飲み続けなければ死んでしまうと、3年前には言われていた

状況から脱することができたのです。

そして、さらに、1年以上かかりましたが、その新薬でさえ、

今ではもう飲まないでよい体になりました。

 

月に一度行く検診でも、’回復ぶりが他の患者さんと違う’と先生が何度も

首をかしげたことがありました。

薬も、’治ってほしい、良くなってほしい’という愛念が込められているんだと

気づかされたのもこの大学病院での治療を受けていたときのことでした。”

 

新薬を取る間、Sさんの独特な薬に対する観方が養われた。

薬には、研究者の”これで良くなってほしい”という愛念がこめられて

いるのだ~と 感謝して受け取った。

万物事象、実は、総てに ”愛”が潜んでいる。

薬にも例外でない。~と。

すると、特に大きな副作用なども見られることなく、他の患者さんとの相違など

も出てきて、医師が良好に向かっていることを認め、自然にその新薬を

減らしていく方向へと身体は改善されていった。

 

 *1 ) 真言の意味に関しては以下のブログ内容をご参照いただきたい。

正規な呪文(マントラ)の意味”、2013-09-02 般若心経の扉~”お炊き上げと護摩行  平成25年9月2日投稿”

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする