自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

神経症:

2014年12月01日 | 自然治癒力セラピー協会のセラピー

姑(はは)の神経症 2014・12・1

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カイロプラクティスの一般的調整法として、

以下のような 頸椎(けいつい)

と身体の関連性が知られている。。

第一頸椎

精神病・神経衰弱・ヒステリー・心気症・

憂鬱賞・妄想・頭痛・めまい

・不眠症・脳充血・中毒性疾患・

顔面神経麻痺・半身不随・痛風・脳水腫

・脊髄髄膜炎・神経性疾患

第二頸椎

にきび・神経衰弱・ヒステリー・頭痛・

ヒポコンドリー・顔面神経痙攣(けいれん)

・尿毒症・頭部発汗症・脳疾患・顔面神経麻痺・

第四頸椎

神経衰弱・ヒステリー・ヒポコンドリー・

鼻カタル・三叉神経痛・アデノイド

・アディソン病・顔面神経麻痺・脳充血・

頭痛・弱視・扁桃腺炎・ヘルペス・

 

 

以上第四頸椎までの症状を見てみると、

いずれにも共通しているのが、

ヒステリー や ヒポコンドリー、などの

神経衰弱の症状だ。

頸椎に”ずれ”を生じている場合、このような症状が出やすいと

カイロプラクティスではいわれる。

 

頸椎に”ずれ”を生じているとはどういうことだろうか?

 

頸椎に直接 何らかの外部の刺激が与えられたとき以外に、

むしろ、別な箇所、たとえば、”骨盤底部”に損傷を

受けたときでも、

瞬時の強い衝撃の場合、頸椎上部に影響を与え

そこに、ずれを生じることがある。

 

その場合、”頸椎上部のずれ”を治しても、根本の

”底部の損傷”のつまりを解かなければ、また、もとの

状態に戻ってしまうと神気法を施術する姑(はは)はいう。

 

実は姑(はは)自身、若いころ、神経症を患っていた時期

があった。

その体験を 自著に綴っている。

もう半世紀ぐらい前の話だ。


“遊びにいった青山外苑の妹の家より、息子と姪を連れて

銀座まで買い物に出かけた。


帰りは5時半ごろでラッシュ時にかかり、地下鉄新橋駅より

満員の乗客で電車の揺れるごとに乗客の身体が片寄る。

5歳ぐらいであったと思われる姪をかばおうとして、

つり革に渾身の力を込めて踏ん張ったとき、身体の

どこかでギクッと音がしたように覚えた。


急に眼前がかすみ、耳の中がガーンとして音を遠くに感じ、

苦しくなってきた。”

 

このとき以後、夕方になると、

“頭の中がぼーっとして眼前が薄暗くなり、

別世界にいるような感じ”

が起こるようになったという。


そして小康状態が続いていたが3年後に症状が再び

発覚してくる。

“三年後、視神経の酷使と対人関係のショックや大脳の

酷使が重なって、頭部が緊張し始め、特に第七頸椎の棘突起(大椎)

の周辺が重くなり出していた。


頭部が胴体の中に引きこまれそうな前駆症状は、

23か月前からあったが、決定的な症状が起きたのは、

駅まで親戚のものを迎えに行こうとしたときであった。


門を一歩出るや否や、右顎に緊張がおき、咽喉がつまり、

全身が寒く震えが起き出した。途中で引き返し、

ソファに寝転んだ。 

時刻は4時半ごろである。


間もなく、親戚のものが到着し、母と話している声が

聞こえるだけで、心臓の鼓動は異様に高まり、すべての音が

やかましく、呼吸困難となる。 


部屋を閉め切って、真っ暗の中で苦しさと闘っていた。

母は医者の娘と生まれながら、現代医学を否定するほうなので、

歯医者以外は昭和10年以降治療を受けたことがなかった。“

 

現代医学に決定的信頼がおけない~という須田の家の体質は

りょうおばあ様から受け継がれているのだろうか?


姑(はは)は 嫁いできてから、嫁の私に~我が家は“常識に

しばられない”~

という言葉を何度か使ったが、これは”病気に対する姿勢”にも

通用したのかもしれない。


そのおかげで 心安く アートマセラピーで 息子や自身の

心身の不調時の対応することに罪悪感などを感ぜずに

これたことを感謝せずにはいられない。

 

話しがずれたが、このときの姑(はは)は“音が迫って

くる恐怖感”を体験していたという。

りょう御ばあ様から 筆者の母親が伺って筆者に語った

エピソードと一致する。


姑(はは)が神経症でソファーに休んでいるとき、近所の

熊野神社の盆踊りのレコードが朝から晩までスピーカーで

流れていた。

その音に耐え切れず、“スピーカーの音量を小さくするよう、

頼んできてほしい”と御ばあ様に心底苦しそうに乞うたという。

“このときほど、困ったなと思ったことはそうそうなかった”

と筆者の母に語ったそうだ。


しかし、すべての事には神の計らいがあるのだろう。

この神経症的症状で苦しんださなか、姑(はは)は”精神生活”

という心の内側に眼をむけることになる。

 

そのあたりを自著から抜粋すると:

“このまま死ぬのかと思った。夜の九時半ごろになって、

発作は止まった。

この苦しいさなかに考えたことは、子供のことでも、

両親のことでもなく今の自分は何の修行も積んでいないので

満足して死ねる覚悟のないことを、恐れたのであった。


‘どうしても死ななければならないのなら、あと、半年で

よいから生かして置いてください。

その間に何とか死んでも悔いのない心境を準備しますから’と

必死の思いで祈った。・・・


私は、このときまで我が強く、わがままで自己中心的な人物

であったのだが、急に精神分野に眼を向けさせられたのである。“

 

それでも発作以後、すぐに体調が良好に向かったわけで

はなかった。

この発作以後、門より一歩でも外に出ることが恐ろしく、

寒い風がスーッと頬をなでるだけで、右頬に痙攣が起きて、

気分が悪くなる。”


こうした体験を経て、秀真伝えの研究に没頭し、それと平行して、

背後の神霊からの計らいで 姑(はは)は神気法と

いう治療を行うようになっていったのである。

 

引き連れ、つまりの原理を理解すると、自己治療するようになった。

そして幼児よりの怪我や打撲など、つまりの原因と

なった部位を見直し解いていった。


特に、神経症になった決定的要因とみられる、肩関節の損傷や

右頸椎の硬縮、後頭骨と第一頸椎の間隙を和げるために

手をあてた。

 

こうして思考力、記憶力、集中力を回復させて神経症で

苦しんだ症状を自ら克服するに至ったのだ。

そして 神経症で悩む方達に”根本からのつまり”を

ほどくことで改善を計る施術を続けておられる。

 

 

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