自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

無くて七癖:爪をかむ癖

2014年12月04日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

暑がり屋さんは体が冷えている   2014・12・4

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皆様の中には爪を噛むクセのある人がいるかもしれない。

筆者の友人にも、普段無意識に爪を噛んで、爪が変形している

人がいる。


爪をかむことが身体に大きな影響を与えていると姑(はは)は言う。

その癖を持つ人が 姑(はは)のところに来た。、

“爪がほとんど退化し、指頭の指紋もなく、指の堅さは異常であった。

私が‘なんですか、これは’ というと、

‘子供のときから爪を噛むクセがあり、ストレスがたまると、

余計に噛みたくなる。母も娘が噛むクセがあります。’という。“

 

さらに、患者は蕁麻疹(じんましん)が全身に生じたことがあり、

その痒さを防ぐため、アイスノンで顔、背中、を冷やしていた。


アイスノンなどで熱を冷ますため、あるいは、かゆみ止めにとかいう

理由でも、体を冷やすと、それが後遺症として その箇所の萎縮と

いう形で残る。


萎縮すれば、つまりが生じ、後日、身体に悪影響を与えやすい。

姑(はは)はまず、この冷えで萎縮した箇所を伸ばすことからはじめ

顔と背中に重点的に神気を放射させた。


効果た伴うセラピーには ほとんどと言ってよいほど、”反応”と呼ばれる

浄化作用が術後に出るのが普通だ。

いわゆる 揉みかえし と呼ばれ症状ににて、善くなるどころか

症状が悪化したように見える。


この女性にも反応が出た。

彼女は 報告した。

“一週間後、急に腹痛をおこして、二日間苦しんだあと、病院に行き、

虫垂炎と診断された。


医者としては白血球が増加しているわけでもないので、この薬

アレルギーの身体を手術することを躊躇して、しばらく様子を見よう

と自宅に帰された”

という。


その後 姑(はは)のところに再び治療に来たこの女性。

玄関に入ってきたとき、

“逢った瞬間、私の臍[へそ]部位周辺に痛みと冷えを感じた”

ため、姑(はは)は

“この腹痛が虫垂炎によるものではなく、治療のアンバランスに

よって生じた”ものだと判断した。

 

爪を噛んでいた箇所から、委縮が拡散していた。

そこで、爪を噛んで萎縮した指頭を中心に解いた。


すると、解かれていくにつれ、臍部から下腹部へとエネルギーが

下降しだんだんと 姑(はは)の受けた、腹痛がおさまってきた

という。

 

両手の治療が終わるころにはすっかりその痛みも治まった。

こうして 半信半疑で受けていた姑(はは)の治療に納得した

この女性は 徐々に身体の調子が整っていたことを認めた。

 

冷えというのは怖い。

夏に、発汗をしないで冷房の中で過ごした体が 自然治癒力という

本来の体の機能のバランスを崩して、風邪や熱中症などにかかり

やすくなる。


体感機能の調整が できなくなるのもその理由の一つだろう。

 

この女性も、蕁麻疹の出たとき全身をアイスノンで冷やしたり、

熱の出た時は大いに発汗させないで熱止めを飲んだりしていたため、

体につまりや引き連れを生じさせていた。

 

さらに、長年会社に勤務していた際の冷房の身体の冷えが残っていて、

そのつまりをほどくことで、活力が増してきたという。

“今までだったら、考えられなかった毛糸の編み物ができるようになった”

ぐらいまで回復してきた。

 

さて、冷えていると言われてもピンとこない人が多い。

“わたしは暑がりで、すぐ汗をかくぐらいだ。”

と反論する人もいるが、実は あつがりやの体質こそ、冷え症の

裏返しでもある。

 

実家の母は 秋口で少々空気がひんやり感じられてきても

暑い暑いが口癖だった。

腰を冷やさないよう、下着をもう一枚増やすように勧めても、すぐ、

“暑い”と言う。


慣れているか寒くない”というのだが、冷えがつまりを生じ、

寒さを感じなくなってしまったというほうが適切だろう。


実母は若いころから、ズボンやスラックスを穿いたことがないようだ。

15年ほどまえ、寒いオランダに旅行したとき、冷えないようにと

無理やりズボンを持参してもらった。


現地ではく折には、

“戦時中を思い出させるようなモンペみたいで、しっくりこない”

と不満をもらしていた。


7年前、父が生きていた頃まで、真冬でもスカートに

ナイロンのストッキングという いでたちだった。

 

姑(はは)はこうした暑がり屋さんの体質について次のように

記している。

“特異体質で12月末なのに、部屋の暖房もだめ、敷布団もあたためず、

掛布団も一切かけず、治療を始めた

とある。


それは少しでも熱いと感じると、頭がのぼせて、顔面が紅潮。

眼が充血して、真冬でも寒いぐらいが体調が良く感じられるからだと

いうのだ。


この症状は30歳前後から始まったと言う。

姑(はは)は この患者の要望にそって部屋を暖めず、

“寒さにふるえながら”治療を始めた。

患者の表面組織が冷えているため、まず、全身のひきつれ、

つまりをほぐしていく。


三回目の治療時、一月上旬、暖房なしの部屋でも 姑(はは)

の背中が最初ほど寒く感じられなくなった。

これは患者の冷えが取れてきたからだ。


患者は“治療の途中から寒さを感じてきました”という。

正常な体に戻りつつあった。


“正常な身体なら、寒中は寒く感ずるのが当たり前であるのに、

あつがる身体が異常である。


身体の詰まりと冷えがとれてゆく過程において、きっと寒さを

感ずるはずだと思っていたら案の定だった。”

と姑(はは)は綴っている。

 

こうして毎週一度の治療を受けて、5月早々、この方は二日間の日程で

九州出張にでかけたが、今までと違い、疲れた様子もなく、

充血ぎみだった両眼は澄んできた。

 

暑がり屋の要因も、姑(はは)の観察によれば、青年時代に

自転車で転倒した際の骨盤底部、仙骨部の強打にあるという。


全身をほぐすとともに、尾骨、仙骨部、腰部を重点的にエネルギーを

放射させることで 重い肢部分が軽くなってきたという自覚が

出てきた。

それと並行して、自然と暑がりやの症状も改善した。

 

 

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