自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

波動・能・記憶・自動再生・念の反作用

2013年11月27日 | 健康のための心の波動

災害は人間の念が造りだすという説   平成25年11月27日

*********************************************

 著者はしがきから

わたしは1894年に極東を訪れた

11人の調査団の一員であった。

3年半にわたる極東滞在中、

ヒマラヤの大師たちに接触した。

大師は私たちが 

偉大なる法則の働きを

実証されるのを実際に見るために、

大師がたの生活の中に親しく

入り込むことを許してくれた。

私のノートを今ここに、

“極東における、大師たちの生活と教え”

と題して、発表するが、そこに盛られた内容を

そのまま受け入れるか、否認するかは、

読者の自由である。

 

 

久しぶりにエミール大師の登場・・・・

或る隊員の質問から始まる。

”エミール大師、皆が皆、病気を治せることが

できるのでしょうか?”

 

エミール大師は答える

”病を治す力は、物事をその根源にまで

さかのぼって見極めることができて、

初めて自分のものにすることができます。

 

不調和が神からくるものではない~という

ことが解った程度に応じて、不調和の

克服ができるのです”

 

大師の言葉によれば、誰でもが癒しが可能であるが、

そこには、一つの条件がある。

 

不調和、つまり、病気や体調の不調は、

本来、有る(Reality) のではなく、

あくまで神の不在であることを理解し

知るという条件だ。

                

あるいは、病とは、”本来の自分の不在”

と言い換えることができるかもしれない。

 

エミール大師は続けて次のように述べる:

”神とは、貴方がた自身の中と周囲、

およびすべての質料(Substance)の

周囲と中とにある、強大な力であって、

それは、あなた方のものであり、意のままに

それを使うことができます。

このことが悟れなければ、自分自身に

対する自信は出てきません。

不調和に対する最大の癒しは、

不調和が神からくるものではなく、

神はそのようなものは

造り給わぬと知ることです。”

 

ここで述べられている不調和とは

肉体のみならず、人間関係の軋轢(あつれき)、

環境との不調和、苦境・苦難といった、

大きな意味での不調和も含まれるだろう。

 

さらに、ここで述べられている癒しは

薬などの物質によるものではなく

本来 人の持つ、自然治癒力の完璧な

発動によるものを指している。

 

私たちは、なかなか日頃、そのように知覚する

ことが難しいのを大師は理解している。

だから、私たちの感覚機能について

次のように、言葉を続ける。

 

”光りや影や色彩の波動など、脳は

目から伝えられるヴァイヴレーションは

なんでもその通りに全部記録します。

同時に、、また、内観の働きによって、これらの

ヴァイブレーションを再生し、映出する特質を

持っています。

 

そのために、わたしたちは、目から脳に与えられた

像をもう一度見ます。

この通りのことをあなた方はカメラでやっています。

カメラの感光板を露出すると、感光板は被写体

の放出しているヴァイブレーションを受け取って

記録する。

 

こうして、記録した像をいつまでも残して

見ておけるように、それを定着する。

被写体の動きや色が一旦定着によって、

記録されると、今度はそれが記録と定着の時と

同じ周波数で、明暗や色彩を復元して

放出します。

 

想念(意)、言葉(口)、行為(身)の場合もこれと

同じです。

能には選択技能のある細胞群があって、それに

対応するヴァイブレーションをキャッチして記録

する。

このヴァイブレーションが繰り返し

放出されると、細胞はその働きを乱さない限り

もとのとおりにそれを再現する。

 

また、このほかにも、ほかの形体の放出する

想念や行為、動作や像のヴァイブレーションを

選択的に受け取り、記録し、定着することの

できる細胞群が脳にある。

 

これらのヴァイブレーションを再現し再放射

することもできるし、

又、これらの形態や対象の言葉や動作、想念

でさえも、再現できるように細胞を調整することも

できます。

 

こういう細胞を通して、ちょうど自分自身、同様に

他の人の想念を支配して、その人を助けること

もできる。

 

戦争、地震、洪水、家事 そのほか、人類が

代々闘ってきている これらの災厄が起こるのも

このような細胞の働きのためなのです。”

 

災厄は神ではなく、人間が造りだすという

そのシステムの簡単な説明がその後

続く:

例えば、誰かが何か或る事件の起きるのを

見たり、あるいは起きていると想像するとしよう。

彼の脳細胞には彼の見た、あるいは想像していた

事件に対応するヴァイブレーションが脳細胞に

定着し、それが放送されて、ほかの人の同じ

脳細胞に印象され、それがまた、さらに跳ね返って

対にはそのことが 定着して現実に起きてしまう

ことになる。”

 

三界は唯心の所現というわけだ。

一人の恐怖の想念が他者の想念と結びつくと、

さらに大きな波動になって、その危惧する処のものが

災害や争い、などの不幸として現れるという。

それは人の罪意識も含まれる。

自分の良心が自分自身に”何か罰を下される”という

感情を引き起こし、それが心に重なり念となれば、

その念と同じ波長の想念(人類の罪意識)と重なり、

実際、天罰 と称される 災害を引き起こす場合

もあるだろう。

 

それでも それを避けることができると大師は次の

ように言う。

 

”しかしそういう事件でも、その根本原因である、想念

をすぐに引っ込めて脳細胞のそのヴァイブレーション

が、定着再放送されないようにすれば、これを

避けることができます。”

                           

念 はご覧のとおり、今の心 と書く。

今の心に何を思うか、善きにせよ、悪しきことにせよ、

その今の心、念じた事柄が現象世界に現れる。

だからこそ、真理の言葉や平和と愛念によって

それらのマイナス的想念を打ち消していく意義

がある。

念の操作、洗脳は昔より行われてきたし

今もマスメディアなどを使って、行われている。

戦争に突入するときの 民衆の賛成を得るために

憎しみを増幅させるような、想像させるような言葉を

どんどん流せばよい。

かつてイラク戦争にアメリカが突入するとき、

今でこそ、当時の三文芝居的背景が公にされたが、

虐待されたというクウェートの幼い女子のメッセージを

テレビで流し続けていた。

マスメディアによって、アメリカ国民の同情と何とかしてあげよう

という正義感を 煽ることに成功した~と言われている。

そのヴィデオは もちろん 捏造(ねつぞう)されたものだった。

 

何度も何度も繰り返して、(その情報が

正しいかそうでないかは別として) 聞かされる

うちに、ある種の想念が心のフイルムに焼かれる。

そして写真がそのフイルムを通して現像されるように

念の通りに、現象が現れるという。 

 

念は念を呼ぶ。

大きな念は信念になって、その現象を確固たるものに

するだろう。

善いことを考える。

祈る。

想念する。

”見ざる、聞かざる、言わざる”、のお猿さんたちの

ように、悪い念を今の心にとどめないように、

耳と眼と口の感覚器官から入る情報がもたらす念に、

細心の注意を払うことも だからこそ、大切だろう。

 

憎しみ、悲しみ、怨み、嫉妬、などの

マイナス思考を、

プラス思考を重ねることで、マイナスの現象が

表出する前に、良い方向に修正できるというものだ。

 

マイナス思考の想念は案外自分の本当の想いでは

ないかもしれない。

人類の積み上げてきた

あらゆる種類の想念の波動が、 目には見えないが、

TVの電波のように私たちの周りには

飛びかっている。

 

意識して、善き想念を持ちたいものだ。

善き想念は 善き想念と繋がる。

感情も想念も結局は 周波数をもったヴァイヴレーションだから・・・

 

 

参考)

 ヒマラヤ聖者の生活研究―自由自在への道 全5巻

S54年6月5日第五版 ベアード・T・スポールディング著 仲里誠吉訳 霞が関書房

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エミール大師が教える神の本質 | トップ | 松下幸之助氏の自伝(前編) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

健康のための心の波動」カテゴリの最新記事