アヴェ・マリア!
北朝鮮はなぜ潰れないのか By 重村 智計
愛する兄弟姉妹の皆様、
よく重村智計(しげむら としみつ)氏の書籍を読ませて頂いているのですが、『北朝鮮はなぜ潰れないのか』を最近読んでいて、面白いな、と思ったことにこんなことがあります。
儒教的価値観が[北朝鮮の]崩壊を遅らせた(103ページ)の項にこうありました。
「李王朝時代には、儒学者が多くの論争を繰り返した。日本の儒学者も、朝鮮の儒学者から多くの教えを受けた。貝原益軒や藤原惺窩(ふじわらせいか)など日本の儒学者と、朝鮮半島の儒学者の教えは、何が違うのか。日本の儒学者は、儒教の教えは人間のためにかる、との立場を取った。一方、朝鮮半島の儒学者たちは、人間は儒教の教えに徹底して従うべきである、と考えた。
例えば、藤原惺窩は「親が間違えた場合には、子どもはそれに従う必要はない」との立場を強調した。朝鮮半島の儒学者たちは、こうした解釈を認めなかった。親を敬い、親に従うことが最も重要だと教えた。・・・」
カトリック教会の教皇様の不可謬権を、第一バチカン公会議の定義するままに理解しようとせず、教皇様はどんな時も決して誤ることがない、とする立場をとるいわゆる「保守派」の人びとは、教皇様のするエキュメニズム運動をみて、エキュメニカルな法令を見て、従順!従順!と叫んでいます。
私たちは、教皇様を敬うけれども、カトリック信仰のために教皇様が存在し、カトリック信仰を守るために法令が存在するのであって、その反対ではないと知っています。
『北朝鮮はなぜ潰れないのか』を見ると、日本の人々は歴史的に、権威と従順とに対して、よりカトリック的な理解をしてきたようですね。
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儒教的価値観が[北朝鮮の]崩壊を遅らせた(103ページ)の項にこうありました。
「李王朝時代には、儒学者が多くの論争を繰り返した。日本の儒学者も、朝鮮の儒学者から多くの教えを受けた。貝原益軒や藤原惺窩(ふじわらせいか)など日本の儒学者と、朝鮮半島の儒学者の教えは、何が違うのか。日本の儒学者は、儒教の教えは人間のためにかる、との立場を取った。一方、朝鮮半島の儒学者たちは、人間は儒教の教えに徹底して従うべきである、と考えた。
例えば、藤原惺窩は「親が間違えた場合には、子どもはそれに従う必要はない」との立場を強調した。朝鮮半島の儒学者たちは、こうした解釈を認めなかった。親を敬い、親に従うことが最も重要だと教えた。・・・」
カトリック教会の教皇様の不可謬権を、第一バチカン公会議の定義するままに理解しようとせず、教皇様はどんな時も決して誤ることがない、とする立場をとるいわゆる「保守派」の人びとは、教皇様のするエキュメニズム運動をみて、エキュメニカルな法令を見て、従順!従順!と叫んでいます。
私たちは、教皇様を敬うけれども、カトリック信仰のために教皇様が存在し、カトリック信仰を守るために法令が存在するのであって、その反対ではないと知っています。
『北朝鮮はなぜ潰れないのか』を見ると、日本の人々は歴史的に、権威と従順とに対して、よりカトリック的な理解をしてきたようですね。
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