<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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「黒ゴマたまご、頼んでいいすか?」

とW君が言っていたので、私は東京からの帰りに東京名物「黒ゴマたまご」を買うことにしていたのだ。

「あの、箱入りじゃなくて、カゴに入ったのでいいっすから」

とさえW君は言っていた。
箱入りはかさばるので、5入りだったかのカゴ入りタイプで良いのだという。

今回の東京出張は荷物が非常に多い旅なのであった。
日程はわずか1泊2日にも関わらず、ビデオ撮影を伴った出張であったため撮影機材を抱えており、鞄が3つもあったのである。

行きは新幹線では荷物がそんなに安心して運べないことから飛行機を選んだ。
関西空港発のANA。
スキップ搭乗になってから初めて荷物を預けたのだった。
もちろんスムーズに手続きは完了し、鞄ひとつで楽々搭乗。
機内では今月のジュース「高知柚子ジュース」がとっても美味かった。
羽田に着くと、あいにくターミナルまでバスで移動することになってしまっていたが、到着のバッゲージクレームに着くとすでに荷物はコンベアをまわっていたのだった。

かようにラクチンに大阪から東京へ移動したのだったが、帰りはすでに体力を消耗しきっていて、都営浅草線沿線にある私の会社から2回も3回も乗り継いで東京駅に行く気になれず、浅草線一本で品川駅にでたのだった。

正直、帰りも飛行機にすれば良かったと思った。

品川駅には土産物屋がほとんどないのだ。

私は愕然とした。
JR東海新幹線品川駅はJR東日本の厭がらせに度々さらされながら建設されたという噂があるそうで、だからかどうかは知らないが両者の仲が非常に悪く、
「東京駅に置いてる土産物なんか新幹線で売れるかい!」
と言ったかどうだか、土産物屋が非常に小さいのだった。

正直言って、JR紀勢線「紀伊田辺駅」の土産物屋とかわらないのだ。

このためW君から頼まれていた「カゴ入り黒ゴマたまご」は見つからず、箱入りを買い求めることになったのだった。
さらに、家族に頼まれていた「ごまひとひら」は店頭に並んでもおらず、結局「キットカット 東京限定 濃きなこ」なるジャンクジャンクしたチョコレートを買うことになってしまったのであった。

東京の玄関口は今や東京と品川。
その片方、品川駅に土産物屋が少なすぎ!

次回は、必ず東京駅から新幹線を利用しようと決意した私なのであった。

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