<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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テレビのニュースを見ながら、
「中川昭一とは何者だ!。日本人として恥ずかしいぞ。」
とお嘆きのあなたに。
あなたはそんなに嘆く必要はない。

かつてロシア人は常に毅然としていたことを思い出していただきたい。
世紀の酔っ払い大統領ボリス・エリツィンが活躍していた頃のことを。

常に酩酊状態であった大統領は、その酔っ払いぶりをものともせず、堂々と公式の席に出席。
公務をこなしていたのであった。
それに対してロシア国内で文句がついたなどということはついぞ聞かれたことはなかった。
むしろこの国の国民酒とも呼ぶべきウォッカを浴びるように飲んではテレビの前に現れた大統領に我々他国者からしても、ある種の力強さを感じたものなのであった。

このボリス・エリツィン元大統領を遥かに凌駕するのが元米国大統領で現国務長官の夫ビル・クリントンだ。
この人、酒はやらなかったが国家の心臓部ホワイトハウスでモニカ某とやら研修生の女を相手にチョメチョメを行っていたのだ。
アル中ではなかった代わりにセックス中毒なのであった。
ヒラリーが正妻なら、息抜きの相手が必要なのはわからないでもないが、アメリカ合衆国大統領の威信に傷を付けたのは間違いない。

ロブ・ライナー監督の映画「アメリカンプレジデント」は現実には村西とおるが監督する、ある特殊な映画(というよりビデオ)の世界と同じだったというわけだ。

思えば、この頃すでにアメリカ合衆国大統領というのは、とち狂った存在だったのかも分からない。
「変態ビルなら、まだこの人の方がまともだと思うの」
という気持ちから選ばれたのがジョージ・W・ブッシュだったことを考えると納得がいく。

この米国と同盟を組んでいる我がニッポンが、
「空気を読めないボンボン福田なら、まだこの人の方がマシだと思うの」
というこで、麻生太郎を首相に選任したのは偶然ではあるまい。

ジョージと太郎。

その互いの国語に対する読解力は同じレベルで、お互いにお金持ちの一族を背景にしているところまで良く似ている。

ということで、ずらっと見渡すと中川昭一の酔っ払い事件なんて小さい小さい。
ニュース番組のコメントなんて重箱の隅を突っつくようで、ちっとも面白くない。

そもそも世界の政治なんて、アル中、変態、オバカで溢れた新喜劇なんだから。

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