たまたま大阪難波のTOHOシネマズ難波では週替わりで朝一番に名画を上映するという企画が始まっている。
最初は確か「E.T」で、その次の週、つまり先週は「シザーハンズ」。
そして今週は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が上映されている、
この「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ではM.J.フォックス演じる主人公が過去に旅立つことになってしまったキッカケがテロリストによる攻撃。
そのテロリストは「リビア」のトロリストという設定だった。
偶然というかなんというか、リビアは今や話題の国。
エジプトの民主化騒動に刺激された多くの市民が長年独裁を続けてきたカダフィ大佐に反発し、大規模な市街戦に発展。
いくつかの街では反カダフィの勢力が主導権を獲得したとか、カダフィの家族が国外逃亡を図り始めたとか伝えられている。
この先どのような展開を見せるのか目が離せない。
一説には東部の地域をアルカイダ関係者が抑えたのの情報もあるようで、これが事実ならカダフィがビンラディンに変わって、益々世界中の不安定さが増すばかりとなるだけだ。
考えて見れば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が公開された1985年、リビアの指導者はカダフィ大佐だった。
あれから26年も経過しているのにトップが変わらないということが、リビアの特殊性を表していると言えるだろう。
それにして独裁者の類に堂々とした人がいないことに驚きを感じる。
平素、武力を背景にした強権で以て人々を地獄に送り込むことを得意としている「強いはず」の人々は、結局弱虫。
追い詰められた独のヒトラーは愛人と自殺。
サダム・フセインは麻原彰晃みたいに穴蔵に隠れた。
ミャンマーのタンシェ議長はデモだけでビビってしまってバンコクへ逃走。部下が武力を使って鎮圧してからノコノコと戻る始末。
カダフィは最後まで戦うと宣っているけど、自国の市民を爆撃で無差別攻撃するような指導者。
支持率は菅直人も比べようがないほど低いはず。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のテロリストは最後は警察に逮捕されたかどうか忘れたけれど、カダフィ大佐はどうなることや。
中東、アフリカ情勢に注目だ。
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