<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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夕方のインターネットのニュースによると、スカイマークエアラインが中部国際空港から羽田空港への国内線を就航させるのだという。
これって採算合うのだろうか?

短距離路線。

日本では余程特殊な事情がない限り、利用者は少ないのではないかという印象が拭えない。
というのも、日本ほど都市間の鉄道網が発達している国はなく、しかもその鉄道網が新幹線であったりするので航空路のメリットはよほどの長距離か、辺鄙な場所でないと価値がない。

例えば東京~福岡、大阪~札幌といって長距離や、大阪~沖縄、沖縄~石垣のような鉄道では移動できない島を結ぶものでないと、意味が無い場合が多い。
最も利用者の多いと思われる東京~大阪間は所要時間が新幹線とほぼ同じ。
ちょっとでも飛行機の出発が遅れたり、到着がバスだったりすると新幹線のほうが早い場合が少なくない。

私は飛行機を利用するときは荷物の多いときで、新幹線を利用するときは身軽な時、とだいたい法則を決めている。
また、早朝で乗る便が決まっているときは飛行機はそれなりのメリットがあるので利用するのだが、出張の帰りで終わり時間が不明な場合は頻繁に列車の走っている新幹線が圧倒的に便利だ。

中部~羽田となると短距離で利用者も限られてくる。
名古屋~東京社新幹線で2時間かからないが、中部からだと名古屋経由で3時間以上かかることになる。
となると、航空路のメリットがでてくるということなのだろうが、中部国際空港で乗り継ぎ国際線というのも、羽田に国際線ターミナルができた今となっては、ほとんど無意味だ。

阪神大震災で鉄道が不通になったとき、伊丹~広島という路線が飛んでいたが、中部~羽田はそれに似た雰囲気の短距離路線だ。

ちなみに私の最も短距離空路の体験はタイの国内線。
バンコク~ピサヌローク線。
飛行距離わずか40分弱。
驚いたことに、その短時間の間に機内食サービスがあって、急いで食べたら、お持ち帰りのビニール袋を配ってきたのでもっと驚いたのだ。

バンコク~ピサヌロークの距離は約300km。
羽田~名古屋とほぼ同じ。

当然機内食は出ないだろうが、ビックリするような航路を開設するのも、なにかと話題のスカイマークらしい決定だと思う。

ところで、料金はいくらかな?

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