<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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先週末、大阪府立体育館の前を通ったときのこと。
玄関先にには掲示板が設置されているのだが、そこに貼られているポスターを見た私は思わず立ち止まった。
正直ビックリしたのだ。
それはなにも、
「大相撲春場所中止に関するお断り」
の張り紙ではない。



そんな張り紙はすでにテレビのニュースで採り上げられているし、もう掲示されて随分経過するので珍しさも無くしている。
私が見て驚いたのは、

「緊急告知! 今、府立が熱い! 利用料半額」

のポスターなのであった。
相撲キャンセルの期間の利用料を半額で提供しようという前代未聞の公共施設利用料バーゲン予告なのであった。



大相撲春場所、別名大阪場所での大阪府立体育館の収入は年予算の4分の1を占めるとのことで、今回の不祥事に因を発する大相撲のイベントキャンセルは大きな痛手なのだと報道されていた。

一体どうるのか?

府民関心はあまり高くないかも知れないが、私の関心は高かった。
というのも今の大阪府の社長たる橋下知事はこと公共施設運営には口やかましく、不採算な施設は遠慮会釈なく切り捨てると公言しているからで、府立体育館とて例外ではない。
なんといっても大阪府立大学を売却すると本気で言っているような人ので油断ができないのだ。

そこで大阪府立体育館が今回のダメージをどのようにヘッジするのか興味が合ったのだが、まさか、バーゲンセールをぶつけてくるとは思わなかった。

これまた新聞報道によるのだが、大阪府は相撲協会に対して今回のキャンセル料のできれば全額を請求する腹積もりだというのだから、もしかすると本来相撲期間であった部分を半額で提供したら、その分が「売り上げ増」になるかも知れず、大阪府立体育館の「なにわの商人魂」に感服舌次第なのであった。

なお、大阪府立体育館は南海電鉄の関連会社が委託されて運営しているとのことだけども、今回のこの事実。
なかなか面白いと思う。




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