<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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年末にWiMaxを契約してから有線でのインターネット接続回数が減ってしまった。
正直、そのインターネット回線で光TVを契約していかなかったら、解約していたところだ。

私は仕事柄出張が多いので、旅先でインターネットへの接続がどこでもできたらいいのにな思っていた。
かといって今持っているau携帯を解約してソフトバンクのiPhoneに切り替えるつもりはまったくなかったし、docomoのギャラクシーに切り替えるつもりも全くなかった。

得意先の社長さんがeモバイルの端末を持っていてノートパソコンを使ってメールをダウンロードしていたり、ネットページを見たりしていたので、ちょっとばかし羨ましく思っていた。

そんなある日、家電量販店でWiMaxなるものがあることを発見し、いつかあれを使おうと思っていた。
まだまだ価格が高いと思っていたのだ。
それが年末に値下がりし、端末も1円になっていたので、今こそタイミングとばかりにWiMaxを契約した。
ただし、ちょっと契約を迷ったのもたしかで、それというのも仕事に使うからと言って会社が代金を払ってくれるわけではないし、無線のインターネットサービスなんか、たかが知れていると思ったりしていたのだ。

ところがいざWiMaxを使用し始めてみると、極めて便利であることがわかった。

私の自宅は大阪府南部。
WiMaxのサービスエリアだ。
WiMaxはサービスが開始されてれ2年と経たないので、サービス地域が初期の携帯電話のように極めて限られている。
これも契約を悩ませた原因のひとつなのだが、首都圏と京阪神はほぼカバーしているということを聞き、契約を決断。
出張先のほとんどが東京であり、他も福岡と広島が多いのでそれだけのエリアがカバーされていれば十分と判断した。
普段勤務しているところは大阪市内だし。

で、導入したら接続速度が結構早いことがわかった。
動画もスイスイ。
仕事のデータを宅ふぁいる便で贈る時もスムースで、非常に使い勝手が良い。
ひところのADSLよりも早いかも知れないと思えるようなスピードだ。
色々繋がって負荷のかかっている会社の光ネットよりも早い時があるくらいだ。

しかも当然のことながら、どこでもいつでも屋外か窓の近くなら接続できる。
有線LANだった自宅では特定の部屋でしかインターネット接続できなかったが、どこでも接続できるようになった。
正直、寒い冬の季節、布団にくるまって寝そべってiPadでインターネットができるようになる日が来るとは想像していなかった。
これは癖になるし、布団から出たくなくなる恐れが有るため自粛しているが、インターネットの楽しみ方が変わりそうだ。

駅でも、繁華街でも、得意先でもかばんの中からiPadを取り出してチョチョイのちょいと画面にタッチするだけでサクサクとネット接続できるので所持品のスタイルが変わった。
携帯サイズの地図も要らず、辞書も、住所録も、持ち歩く必要がまったくない。
エライこっちゃ、なのである。

それもこれも何がメリットをもたらしているかというと、やはり「無線」だから拘束されずインフラとしても優れているということだろう。

最近はパソコン、プリンタ、マウスにキーボード、スピーカーからヘッドホン、稀にモニターまで無線で信号が飛ばされていることがありビックリすることしきりなのだ。
コードを使用しないのでコストも低く、工事も簡単。
気になるのは誰かに勝手に使われていないかというセキュリティの心配と、天気やノイズが原因でつながらない時があるのでは、という問題だけ。
ホントに便利な時代になったものだ。

で、新聞を読んでいるとついに列車の制御も無線で始める時代になったのだという。

場所はJR東日本仙石線。
ローカル路線だが、ローカルだけに実証試験に向いているらしく、仙石線を走るすべての列車に無線の運転制御機を取り付けて運行を指令するという。
もちろん既存の信号機は不要。
そんなケーブル工事やメンテナンスに多大な費用のかかるインフラとはおさらばだ、ということらしい。

無線で列車を動かすなんて、まるでプラレールのようでいささか心配だが、システムというのはシンプルに出来てるほど信頼性が高いという事実もあり、今度の試験は注目されること小さくない。
この試験が成功したら最終的には首都圏などの都市部の路線にも導入するという。
以前、過激派が信号線を焼き払って電車が停まり人々が大いに迷惑したこともあるのだが、そんな事件も起こしにくくなり、さらに安全な時代になるというわけだ。

とこで、街中、家中、世界中、電波が益々ビュンビュンと飛び交っているのだが、人の健康には影響ないのか。
「電波を防ぐため」と称して変な服を着て街中を歩きまわる宗教団体などは出てこないのか。
少し、心配だ。

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