さて、先週に続きコンディショニングにご来院の「体操少女(小4)」
今週も「動眼筋」のチェックから行いました
私「はい、右眼をつぶって~。
今度は左をつぶってみようね。
外れて見えるのは左かな?」
少女「両方真ん中です。」
私「え?ほんとに?????」
聞けば先週教えた「動眼筋」のトレーニングを、
せっせと学校で続けていたそうです。
なかなかできませんよ!
しかも小4の女の子が、ですよ!
偉いなぁ~~~~
各関節の可動範囲を整えて、早速「バク転」にトライしてもらうと
前回よりもキレイに回れています。
私「先生は褒めてくれたかい?」
少女「ぇえ~っと…
まだ左に寄ってるって。。。」
個人的には、前より前進した分、
褒めてあげてもいいように思うのですが…
着地が確かに左に30センチほど「寄ってる」ので
早速修正開始!(←中国語ではありません)
調べてみると、左の股関節の安定性がイマイチ。
でしたので、
バランスディスクを使ったランジをチョイス。
これをやると股関節の安定性と可動性がグンッと良くなります。
さて、変わったかな?
チェックのためもう一度「バク転」をしてもらうと
およそ10センチのズレにまで変わっていました。
さて、もう少し欲をかいて
バランスボールに背中を乗せて
交互に膝を腰まで挙げる動作を数回してもらうと
ほぼ真っ直ぐ後に着地できるようになりました。
早速、お母さんに成果を見てもらうことにしました。
私「どうでしょう?」
お母さん「あ、真っ直ぐ!」
私・少女
その後、例によって質問はないか聞いてみると
でるは出るは…
Q. 骨盤がねじれているのではないか?
A.骨盤は対角の肩と脚をつなぐ筋肉に支えられつつ、
恥骨を軸に斜めに捻れるような動きをしています。
骨盤の捻れ運動に関わる筋肉が一部分縮み込むと
一方向へ捻れた形で保持されてしまいます。
こうなると縮んだ筋肉によって動けない方向ができてしまいます。
これが皆さんの言うところの「骨盤のゆがみ」です。
縮んだ筋肉に引っ張られて、見た目上歪んでいるだけであれば、
ストレッチを丹念に続ければ自然と元に戻ることが多いようです。
しかし、この状況が長く続くと
骨盤にある各関節にこわばり(拘縮)を作ることがあります。
そうなると、場合によっては骨盤自身の矯正も必要なケースも
出てきます。
でも、普通に動いている子供の関節に、そこまで強固な拘縮が生じることは
通常は考えられません。
仮に問題が生じていれば動作にも問題が表れてきますので、
コンディショニング後にきちんと跳べた彼女の場合は、
まず心配ないでしょう。
ついでに、
骨盤を構成する骨は、先天的な形体の左右差を持っているケースが
多いようですので「形の悪さ」はあまり当てになりません。
それよりはきちんと「機能」しているか?が重要になってきます。
つまり、この子の場合は問題なしと考えてよいという事になります。
Q.O脚は治りますか?
A.子供は皆「O脚」です。
成長の過程で徐々に正常な膝の角度に変わって行きます。
仮にO脚になったとしても、痛みなくきちんと機能していれば病的な問題ではなく、
はある意味その人の「個性」です。
ちなみにこの「骨の形体としての『O脚』」を矯正しようとして
事故を起す例がよく聞かれます。
ご注意下さい。
まだまだ質問が出てきたのですが、残念ながらタイムオーバー
「また次回に」
とさせていただきました。
巷の情報が全て正しいかというと、治療に携わるものとしては
「??????????????????」
な話が多く聞かれます。
TVの情報なども「???????????????????????」な話が多々…
それらの情報の中には、いたずらに不安をあおるようなものが
少なからずあるのが残念でなりません。
『あまり真に受けないほうが…』
とは思っても、やはり親御さんとしては心配ですよね。
でも、少なくとも彼女は大丈夫!
しかも、きっと伸びると思います!
話を聞ける素直さがあるし、
飲み込みも(非常に)早いし
何より、選手として自分に何が必要かを見分ける「嗅覚」を
この年で既に持っている。
あとは周りの大人が、本人が楽しんで体操に取り組めるように、
その時々の成長を一緒に喜んであげるだけで
グンッ!
と急成長する日がきっと来ると思います。
来週は大阪に出張コンディショニングで土日は休診になります。
残念ながら次回の予約は再来週となってしまいました。
と、いうことで
今から再来週が楽しみです
今週も「動眼筋」のチェックから行いました
私「はい、右眼をつぶって~。
今度は左をつぶってみようね。
外れて見えるのは左かな?」
少女「両方真ん中です。」
私「え?ほんとに?????」
聞けば先週教えた「動眼筋」のトレーニングを、
せっせと学校で続けていたそうです。
なかなかできませんよ!
しかも小4の女の子が、ですよ!
偉いなぁ~~~~
各関節の可動範囲を整えて、早速「バク転」にトライしてもらうと
前回よりもキレイに回れています。
私「先生は褒めてくれたかい?」
少女「ぇえ~っと…
まだ左に寄ってるって。。。」
個人的には、前より前進した分、
褒めてあげてもいいように思うのですが…
着地が確かに左に30センチほど「寄ってる」ので
早速修正開始!(←中国語ではありません)
調べてみると、左の股関節の安定性がイマイチ。
でしたので、
バランスディスクを使ったランジをチョイス。
これをやると股関節の安定性と可動性がグンッと良くなります。
さて、変わったかな?
チェックのためもう一度「バク転」をしてもらうと
およそ10センチのズレにまで変わっていました。
さて、もう少し欲をかいて
バランスボールに背中を乗せて
交互に膝を腰まで挙げる動作を数回してもらうと
ほぼ真っ直ぐ後に着地できるようになりました。
早速、お母さんに成果を見てもらうことにしました。
私「どうでしょう?」
お母さん「あ、真っ直ぐ!」
私・少女
その後、例によって質問はないか聞いてみると
でるは出るは…
Q. 骨盤がねじれているのではないか?
A.骨盤は対角の肩と脚をつなぐ筋肉に支えられつつ、
恥骨を軸に斜めに捻れるような動きをしています。
骨盤の捻れ運動に関わる筋肉が一部分縮み込むと
一方向へ捻れた形で保持されてしまいます。
こうなると縮んだ筋肉によって動けない方向ができてしまいます。
これが皆さんの言うところの「骨盤のゆがみ」です。
縮んだ筋肉に引っ張られて、見た目上歪んでいるだけであれば、
ストレッチを丹念に続ければ自然と元に戻ることが多いようです。
しかし、この状況が長く続くと
骨盤にある各関節にこわばり(拘縮)を作ることがあります。
そうなると、場合によっては骨盤自身の矯正も必要なケースも
出てきます。
でも、普通に動いている子供の関節に、そこまで強固な拘縮が生じることは
通常は考えられません。
仮に問題が生じていれば動作にも問題が表れてきますので、
コンディショニング後にきちんと跳べた彼女の場合は、
まず心配ないでしょう。
ついでに、
骨盤を構成する骨は、先天的な形体の左右差を持っているケースが
多いようですので「形の悪さ」はあまり当てになりません。
それよりはきちんと「機能」しているか?が重要になってきます。
つまり、この子の場合は問題なしと考えてよいという事になります。
Q.O脚は治りますか?
A.子供は皆「O脚」です。
成長の過程で徐々に正常な膝の角度に変わって行きます。
仮にO脚になったとしても、痛みなくきちんと機能していれば病的な問題ではなく、
はある意味その人の「個性」です。
ちなみにこの「骨の形体としての『O脚』」を矯正しようとして
事故を起す例がよく聞かれます。
ご注意下さい。
まだまだ質問が出てきたのですが、残念ながらタイムオーバー
「また次回に」
とさせていただきました。
巷の情報が全て正しいかというと、治療に携わるものとしては
「??????????????????」
な話が多く聞かれます。
TVの情報なども「???????????????????????」な話が多々…
それらの情報の中には、いたずらに不安をあおるようなものが
少なからずあるのが残念でなりません。
『あまり真に受けないほうが…』
とは思っても、やはり親御さんとしては心配ですよね。
でも、少なくとも彼女は大丈夫!
しかも、きっと伸びると思います!
話を聞ける素直さがあるし、
飲み込みも(非常に)早いし
何より、選手として自分に何が必要かを見分ける「嗅覚」を
この年で既に持っている。
あとは周りの大人が、本人が楽しんで体操に取り組めるように、
その時々の成長を一緒に喜んであげるだけで
グンッ!
と急成長する日がきっと来ると思います。
来週は大阪に出張コンディショニングで土日は休診になります。
残念ながら次回の予約は再来週となってしまいました。
と、いうことで
今から再来週が楽しみです