「頚と肩のこり」の相談でいらっしゃったHさん
20代の頃、マラソンをしていたら、動悸やふらつきが止まらなくなり病院へ
そして、「強い不整脈」が見つかりそのまま即入院…
なんてことがあったそうです。
ちなみに検査の結果は
「問題なし」
だったそうですが、以来数十年ものあいだ、強い不整脈はそのままだといいます。
『どれどれ…』
と脈を診てたまげる私。
ドッ ドッ ドドッ … ドッ … ドッ
脈拍が非常に触れにくい上に、ひどく乱れています。
これは、医者でなくとも検査を進めたくなりますよ。
血圧を測ってみると
130台/80台
脈拍は44
姿勢を見ると、脊柱全体が真ッ平。
頚から体幹の動きも非常に狭く
特に頚と胴体の境目(頚胸移行部)の動きが窮屈になっています。
カラダを調べてゆくうちに
『この不整脈は治せるかもしれない』
と感じていました。
というのも、この頚と胴体の境目(頚胸移行部)の脊柱からは
心臓へ向けて交感神経の束が伸びているんです。
ここへ無理な刺激がかかり続けると、不整脈が起こることがあるそうなんです。
病院の検査では問題が見つからないという事実と、
この方のカラダから得られる所見を照らし合わせて、
「ひょっとするかも」
と先のケース(交感神経への物理的刺激による不整脈)を考えたわけです。
こういったケースって、そう珍しい物ではないようです。
むしろ個人的にはけっこうあるように感じています。
と申しますのも
今の治療院を構える3年ほど前、
じつは寝たきりの患者さんの「訪問マッサージ」をしていました。
ご高齢で体も不自由な上、心臓に問題を抱える患者さんも多くいらっしゃいました。
高血圧や不整脈なんてざらでした。
そんな患者さんのなかに、頚と肩の緊張と脊柱の動きを回復すると
不整脈が出なくなる方がままいらっしゃったんです。
そんな経験から、「ひょっとするかも」となったわけなんです。
この方の場合も治療後は
血圧も120台/80台に落ち着き、脈拍は70台、不整脈は見られなくなりました。
頚と肩の凝りも取れたそうで、
治療前より表情も明るくなりました。
自宅でもこの状態を維持するために、
セルフケアとしてテニスボールを利用したマッサージをお伝えして治療を終えました。
20代の頃、マラソンをしていたら、動悸やふらつきが止まらなくなり病院へ
そして、「強い不整脈」が見つかりそのまま即入院…
なんてことがあったそうです。
ちなみに検査の結果は
「問題なし」
だったそうですが、以来数十年ものあいだ、強い不整脈はそのままだといいます。
『どれどれ…』
と脈を診てたまげる私。
ドッ ドッ ドドッ … ドッ … ドッ
脈拍が非常に触れにくい上に、ひどく乱れています。
これは、医者でなくとも検査を進めたくなりますよ。
血圧を測ってみると
130台/80台
脈拍は44
姿勢を見ると、脊柱全体が真ッ平。
頚から体幹の動きも非常に狭く
特に頚と胴体の境目(頚胸移行部)の動きが窮屈になっています。
カラダを調べてゆくうちに
『この不整脈は治せるかもしれない』
と感じていました。
というのも、この頚と胴体の境目(頚胸移行部)の脊柱からは
心臓へ向けて交感神経の束が伸びているんです。
ここへ無理な刺激がかかり続けると、不整脈が起こることがあるそうなんです。
病院の検査では問題が見つからないという事実と、
この方のカラダから得られる所見を照らし合わせて、
「ひょっとするかも」
と先のケース(交感神経への物理的刺激による不整脈)を考えたわけです。
こういったケースって、そう珍しい物ではないようです。
むしろ個人的にはけっこうあるように感じています。
と申しますのも
今の治療院を構える3年ほど前、
じつは寝たきりの患者さんの「訪問マッサージ」をしていました。
ご高齢で体も不自由な上、心臓に問題を抱える患者さんも多くいらっしゃいました。
高血圧や不整脈なんてざらでした。
そんな患者さんのなかに、頚と肩の緊張と脊柱の動きを回復すると
不整脈が出なくなる方がままいらっしゃったんです。
そんな経験から、「ひょっとするかも」となったわけなんです。
この方の場合も治療後は
血圧も120台/80台に落ち着き、脈拍は70台、不整脈は見られなくなりました。
頚と肩の凝りも取れたそうで、
治療前より表情も明るくなりました。
自宅でもこの状態を維持するために、
セルフケアとしてテニスボールを利用したマッサージをお伝えして治療を終えました。