2009年8月9日
大阪医療技術学園専門学校 8階実習室にて
徒手医療協会主催「変形性膝関節症の徒手的臨床」の講師を勤めてまいりました。
当日の模様
本当は講義終了後すぐに更新しようと思っていたのですが、携帯の電池がもたず
昨日は一日グッタリ…
気がつけば今日になってしまいました。
↑写真は触診の練習風景です。
手技療法による介入は「触って組織の異常がわかること」が大切です。
触り方から、異常部位の検出法をじっくり行います。
「なにごとも基本が重要だ」との考えにもとづいて、
しっかりと時間を割きました。
↑大腿骨の内方滑りに対する対処法(関節モビリゼーションと筋膜リリースの応用手技)を練習しているところです。
ASTRのみならず、変形性膝関節症の治療の際に応用する様々な手技(ストレインカウンターストレイン/マッスルエナジーテクニック/ストリッピングマッサージetc)を
実際の治療になぞって紹介しました。
筋骨格系の障害の治療では先ず
患者自身が意識的に「動かそう」と考えても動かせないような状態(機能障害)を
可能な限り取り外すことから始まります。
これには手技療法の技術が力を発揮します。
動くことのできる下地が整ったら、上手なコントロールを訓練します。
正常なコントロールには正常な神経の働きと充分な筋力が求められます。
これには運動療法が力を発揮します。
↑写真の背広姿の男性は、補助講師をお願いした田畑整骨院・鍼灸院 院長 田畑 俊和先生です。
治療技術もさることながら、その治療にかける想いの熱い、素晴らしい先生です。
【田畑整骨院】←岸和田の名院です。
恥ずかしいことに、セミナーの終了時間を16時と勘違いしており(本当は16:30)
予定の30分も前に「〆」てしまい、拍手の中会場を退場し
あわてて戻り、失笑を買いつつも残りの講義に突入なんて、
私らしい間の抜けた一幕もありました…
しかし、にもかかわらず
参加された先生方からのアンケートの暖かいコメントの数々に
帰りの新幹線では目頭から汗がとまりませんでした。
最近、涙腺のパッキンがゆるくて困ります。
アンケートを見る限りでは高い評価をいただいておりますが、
私自身としては、まだまだ伝えきれないもどかしさを強く感じています。
今後もより解かりやすく、伝わりやすい講義を目指し日々研鑽してまいります。
この活動の目的は、
多くの治療家の先生方と手技療法の技術や治療に関する情報を共有することで、
より多くの御身体の苦痛に悩む患者様の助けとなることです。
私自身が膝や腰の講義に特に力を注ぐのは、以下の考えに基いています。
『病は気から、老いは脚から』
と申します。
脚が達者であれば、寝たきりにならずにすむ!
一生、元気いっぱい生活できれば病気も逃げてゆこうというものです!
(と、考えています。あくまで私心ですが。)
夢の実現のために
これからも頭を低く、眼を高く、孝を原点とし、頑張りたいと思います。
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休憩時間中に受けた質問の中で
「関節の副運動の消失と筋の短縮による制限と、治療の際にはどちらを優先して手を入れるべきか」
といった質問がありました。
私自身は関節の緩む姿位(ルースドパックポジション)で
その関節の持つ副運動、全ての方向の制限を探し、
あれば関節の制限から手を入れます。
なければ周囲の筋による制限を探します。
問題を持つ部分を探し、その問題を解除する
という考えで治療を進めています。
どちらも制限が強ければ、その状況で手の入れやすいほうから介入します。
どちらの制限にせよ、制限自体が軽ければ正しい関節運動を介助しつつ行う
運動療法を使うことも多々あります。
可動制限を解除し、同時に関節のコントロールも修正できるので
とても重宝しています。
大阪医療技術学園専門学校 8階実習室にて
徒手医療協会主催「変形性膝関節症の徒手的臨床」の講師を勤めてまいりました。
当日の模様
本当は講義終了後すぐに更新しようと思っていたのですが、携帯の電池がもたず
昨日は一日グッタリ…
気がつけば今日になってしまいました。
↑写真は触診の練習風景です。
手技療法による介入は「触って組織の異常がわかること」が大切です。
触り方から、異常部位の検出法をじっくり行います。
「なにごとも基本が重要だ」との考えにもとづいて、
しっかりと時間を割きました。
↑大腿骨の内方滑りに対する対処法(関節モビリゼーションと筋膜リリースの応用手技)を練習しているところです。
ASTRのみならず、変形性膝関節症の治療の際に応用する様々な手技(ストレインカウンターストレイン/マッスルエナジーテクニック/ストリッピングマッサージetc)を
実際の治療になぞって紹介しました。
筋骨格系の障害の治療では先ず
患者自身が意識的に「動かそう」と考えても動かせないような状態(機能障害)を
可能な限り取り外すことから始まります。
これには手技療法の技術が力を発揮します。
動くことのできる下地が整ったら、上手なコントロールを訓練します。
正常なコントロールには正常な神経の働きと充分な筋力が求められます。
これには運動療法が力を発揮します。
↑写真の背広姿の男性は、補助講師をお願いした田畑整骨院・鍼灸院 院長 田畑 俊和先生です。
治療技術もさることながら、その治療にかける想いの熱い、素晴らしい先生です。
【田畑整骨院】←岸和田の名院です。
恥ずかしいことに、セミナーの終了時間を16時と勘違いしており(本当は16:30)
予定の30分も前に「〆」てしまい、拍手の中会場を退場し
あわてて戻り、失笑を買いつつも残りの講義に突入なんて、
私らしい間の抜けた一幕もありました…
しかし、にもかかわらず
参加された先生方からのアンケートの暖かいコメントの数々に
帰りの新幹線では目頭から汗がとまりませんでした。
最近、涙腺のパッキンがゆるくて困ります。
アンケートを見る限りでは高い評価をいただいておりますが、
私自身としては、まだまだ伝えきれないもどかしさを強く感じています。
今後もより解かりやすく、伝わりやすい講義を目指し日々研鑽してまいります。
この活動の目的は、
多くの治療家の先生方と手技療法の技術や治療に関する情報を共有することで、
より多くの御身体の苦痛に悩む患者様の助けとなることです。
私自身が膝や腰の講義に特に力を注ぐのは、以下の考えに基いています。
『病は気から、老いは脚から』
と申します。
脚が達者であれば、寝たきりにならずにすむ!
一生、元気いっぱい生活できれば病気も逃げてゆこうというものです!
(と、考えています。あくまで私心ですが。)
夢の実現のために
これからも頭を低く、眼を高く、孝を原点とし、頑張りたいと思います。
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休憩時間中に受けた質問の中で
「関節の副運動の消失と筋の短縮による制限と、治療の際にはどちらを優先して手を入れるべきか」
といった質問がありました。
私自身は関節の緩む姿位(ルースドパックポジション)で
その関節の持つ副運動、全ての方向の制限を探し、
あれば関節の制限から手を入れます。
なければ周囲の筋による制限を探します。
問題を持つ部分を探し、その問題を解除する
という考えで治療を進めています。
どちらも制限が強ければ、その状況で手の入れやすいほうから介入します。
どちらの制限にせよ、制限自体が軽ければ正しい関節運動を介助しつつ行う
運動療法を使うことも多々あります。
可動制限を解除し、同時に関節のコントロールも修正できるので
とても重宝しています。