伝えたいのです

2010年09月04日 | マニュアルメディシンの話
私は、自身の仕事を、

「苦痛を抱える人の人生の彩りを、再び豊に、人生を楽しめるようになるためのお手伝い」

なんだと、そう捉えています。

痛みのために人生を楽しめないなんてつまらないですからね。


仕事をしていて、一番嬉しいとき、充実するときは

眉間に縦ジワを深く刻み、苦悶の表情を浮かべていた患者さんが

「にっこり」と微笑んでくれたとき

「あぁ、楽になった」と喜んでくれたとき

です。

私は元来飽きっぽい性格なんです。

なので、生活の糧のためだけに仕事を続けることができません。

仕事自身が楽しくなきゃ、続かない。

幸い、今は飽きることなく毎日楽しく仕事に集中しています。

この仕事に出合えて本当によかった。



今月は講義が多い月です。

9/12(日)上肢の評価と介入IN練馬(キャンセル待ち受付)

9/20(月)肩峰下インピンジメント症候群・五十肩の徒手的臨床 IN東京(若干名受付中)

9/26(日)変形性膝関節症の徒手的臨床 IN大阪(受付中)

日曜日がつぶれ、患者様には大変ご迷惑をお掛けしております。

この場をお借りして、深くお詫び申し上げます。



なんでセミナーを頑張ってるのかっていいいますと、

諸先輩方から教えていただいた方法や私が見つけた方法で、

「知ってれば簡単に結果が出せる方法」

を、みんな(同業の諸先生方)で共有したいからなんです。

そうすれば私ひとりが頑張っただけでは「手伝えない」

より多くの患者さんに対しても「お手伝い」ができるじゃないですか。


臨床を通じて「切れ味がいい!」技法や理屈を見つけたら

「門外不出」とするのではなく、みんなで共有したとします。

そうしたら私の意見を受取ってくれた先生の役にも立てるかも知れません。

仕事も楽しくなきゃ続きません。

患者さんの笑顔を見て僕らは嬉しいわけです。

また頑張れるわけです。

受取ってくれた先生が、患者さんから「ご褒美」をもらえたら

嬉しいでしょうし、日々の臨床を頑張るための活力になるでしょう。


そんなわけで、「伝えたい」のです。

若輩者ではありますが、「これは!」と思ったものはドンドン伝えたい。



実際、こんな活動を3~4年も続けていると

当初の想いもようやく芽吹き始めてくるようで、

遠方にいらっしゃる接骨院の先生やトレーナーの先生方、

病院にお勤めの理学療法士の先生方から、

「(患者様に)今まで以上のよい結果をだせるようになりました。」

とありがたいメールを頂くことも増えてきました。

以前、自院での講義の際に

「変形性膝関節症」の講義にもご参加いただいた先生から

こんなお話をいただきました。

A先生「先生、あの方法(変形性膝関節症の治療法)

 たしかによく効くんですけど

 売上げが減ってしまいましたよ(笑)」

私『ゲッ!!』

「それはどうして?」

恐る恐る聞いてみると

A先生「みんなよくなっちゃって、

治療に通わなくて済むようになっちゃったんです(笑)」

私「じゃあ、しばらくしたら口コミで患者さん増えますよ。

うちもそうでした。」

と私。

A先生「うちの周りはあんまり人が住んでないんで、

治っちゃうと患者さんも減っちゃうんですよ。トホホ」

そうはいいながらも実に満足げなA先生。

実にあったかい笑顔でそう話してくれました。

↓「あの方法」



<ビフォー>


<アフター:治療回数は3~4回。この写真は上の写真の次の治療回に撮影しました。>


セミナーを始めた当初の「目標」が実現し始めたわけです。

ようやくこの活動が「意味」を持ち始めたわけです。

これは続けたい。



治療もしたい。

講義もしたい。

いい院長でいたい。

いい父ちゃんでいたい。

いい夫でいたい。

自分の人生、喜びも辛さも愉しめていたい。


欲張りなのは百も承知。

でも、

一度しかない人生ですので、少しぐらい欲張って

楽しく積み重ねてゆきたいと、そう思います。

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