空手少女と空手MAN

2011年06月10日 | よもやま話
空手少女のAさん

昨日、試合前の最後の調整にご来院。

手技による操作はそこそこに、

運動療法を用いたコンディショニングがメインとなりました。

膝蹴りや上段蹴りの蹴りのキレを増し、

パンチのリーチを伸ばし…

一つ介入するごとに、

Aさん「おっ!?」「おお!?」

と、嬉しいリアクション。

最後は「がんばってね!」と固い握手で介入終了。


一日の診療を終えた帰り道、

「オ~ス!先生!」と空手MANのB先生。

内心『今日は空手付いてるな』と苦笑い。

B先生もAさんと同じ流派。

大阪では選手として戦います。


対戦相手の話を少し聞きながら、

ついB先生の姿勢を読んでしまう自分にまた苦笑い。

それに気付いて姿勢を正すB先生。

これはもう職業病ですね。


だいぶ精神的に緊張しているように思いましたが

試合直前に「平らかな心持」でいられる方が稀でしょう。

諸々心配事もあるようでしたが

B先生は、気持ちが乗った時に非常に高いパフォーマンスを見せてくれる選手です。

なので、気持ちの持ちようがとても大事。

「大丈夫ですよ!」

と太鼓判を押させていただきました。


ただ、姿勢を見る中で一点だけ気になることがありました。

ちょっと左の高い蹴りが出し辛そうな姿勢をしています。

確認の意味で、

私「この相手であれば左ハイが入るんじゃないですか?」

と水を向けてみると、

B先生「右ハイにも気をつけないと…」

と帰ってくるあたり、

読みがあたっているのかもしれません。


外れて欲しいところですが…



それならそれで、別の戦略を立てればよいことですし、

その試合では、おそらく延長までもつれ込むであろうと予想されますので

高い蹴りは戦略上必須ではありません。

あれば早い段階で勝負を決める要素にはなりそうでしたので

チョッとだけ気になったんです。

今回の対戦相手であれば、むしろ回転の良いパンチと膝蹴りの連携が

カギとなるだろうと思います。

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※対戦相手の選手は、3~4発攻撃をもらっても、

そのうち終わりに強い一発を反すことで

攻められている印象を消してしまうのがとても上手なんです。

なので、できればその一発に合わせるか、

その直後にもう一発反すか、

とにかくこちらの攻撃で終わって欲しいところです。
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これに勝てば、また選手としての評価が大きく高まるであろう大一番。

なんだかこっちがウキウキしてしまいますね。


お二人ともがんばってください!

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