快眠ストレッチを考える!?

2012年07月18日 | 治療の話

日々複数のお仕事の締切に追われるAさん。

徹夜仕事で、どうにも身体がもたなくなった時や、

仕事の上がった時に、

疲れを癒しにいらっしゃる。

そんなAさんが、

「先生、快眠できるストレッチとか作れないですか?」

とのご要望を…

 

快眠とな?

 

むぅ…(-_-;)

 

なんて、むずかしく考える必要もないですね。(^^ゞ

 

興奮した神経を落ち着かせる効果を持つ、「ストレッチ」にピッタリなお題ですね。

大なり小なり、どこの筋肉をストレッチしても、そうした効果は付いてきます。

しかし、折角ご提案するなら、より「攻めに出た」「パンチのきいた」内容にしたいものです。

 

そこで頭に浮かぶのは、

・交感神経をいかに鎮静化させるか。

・いかに副交感神経を刺激するか。

といったお題です。

 

多くの不眠症のご相談では、

・過度なデスクワークによる姿勢筋の硬直に端を発する筋の循環障害と、それによる「侵害受容器:痛みセンサー」の活性化、それによる覚醒(長っ!)

・脳をはじめとして神経系の興奮状態を強要され続けたせいで委縮した海馬の機能低下

がその背景に潜んでいると考えます。

 

どちらも交感神経の興奮状態をオフにできない状態です。

例を挙げると、

長時間のデスクワークなどで起立筋に慢性疲労をため込むと、

布団に仰向けで寝ると故障した筋肉がお布団と背中に圧迫されて

「軽微な痛み刺激」が発せられます。

そうなると、眠くって床に着いたはずなのに、背中からは「痛い!」「苦しい!」とセンサーがガナリ立てるわけです。

で、横になったとたん眼が冴える…

なんて状況に、陥ってしまうという訳です。

 

もう一つの例は、また今度。

 

で、そうしたありがちな問題に対して「鉄板」になりそうなネタを、

効果的に順序よく並べれば、ご希望には添えるだろうと思います。

 

できないことはない。

 

さて、何からしようか!?

 

うん、一先ずは

「床に入ると返って眼が冴える」

ケースに対して、一案。

「横向きで寝る!」

 

 

 

…ん!?

 

地味!?

 

 

いえいえ、アカデミックな話じゃないですか?

 

固くなって慢性的に循環障害を起こしている起立筋が、

布団に圧迫されて侵害刺激を脳に送る。

それにより、交感神経が興奮し、覚醒してしまう。

 

しからば、布団による圧迫から逃れればよい!

 

これほんと。

 

私も良くやる手なんです。

 

徹夜のPC作業(講義の資料作りなど)のあとなんて、長時間同じ姿勢を取りつづけたせいで

頸から肩と言わず、全身カッチカチです。

もう眠くて眠くて、着替えるのも忘れて布団へバタンQ。

しかし、眠りに落ちるはずが、なんだか眼が冴えて…

なんてこと、経験したことあるでしょう?

私には良くあるんです。

多分、皆さんもそうでしょう!?

 

そんな時には枕を高くして「横向きで寝ちゃう」んです。

 

すると結構寝れます。

 

徹夜明けなんかでヘトヘトだと、先ずはストレッチやら自体が億劫になります。

まずほんの少しだけでも眠って、ストレッチをするだけの気力と体力の回復を待つわけです。

 

で、仮眠を取った後、何をするのかってーと…

 

あ、もう結構な時間ですな。

 

つづきはまたその内に。

 

では、失礼します。

 


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