わが家はちょいちょい旅をします。
毎年、というか四季折々に長短さまざま(だいたい短期)の旅を楽しんでいます。
今でこそ旅は日常の一コマになっているのですが、私の家系では旅を楽しむという習慣というか、そうした文化はありませんでした。
旅を楽しむというのは嫁さん方の文化で、結婚後、遊び下手なわが家系に育った私に新しい世界を開いてくれることになりました。
この「旅」という文化はしばしばときに私を辛い局面に追い込んでくるのですが、おおむね楽しい思い出を残してくれています。
「旅をする」という娯楽を知ったことは、彼女と結婚してよかったと思うことの一つだというのが素直な感想です。
さて、
7月に入り『さて、今年のお盆はどこに連れていかれるのだろうか…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルどこに行こうか?』
とぼんやりと考えていました。
とはいえ息子は今年で高校1年生。
彼の所属する重量挙部の練習は週6日。
夏には試合や合宿も入ってくる。
でも、お盆ぐらいは休みだろうと、家族での思い出作りの計画を練り始めていました。
ところが、今年のお盆はちょっと遊んでいる暇がなさそうだと息子。
お盆の旅行の計画はいったんペンディングとなったのでした。
8月に入ると息子はインターハイのお手伝いに沖縄へゆき、その後もクラスメイトとのお付き合いでプールやらなんやらで楽しく夏を過ごしている様子。
しかし、当然宿題が大いにはかどらないままになっているらしい。
「どんな塩梅だい?」
と聞くと、
「やばい。」
との回答でした。
息子を連れてというのはどうやら無理だということが分かりました。
しからば、夫婦水入らずで士別合宿(※詳細はコチラ⇒士別家族合宿2017)を張ろう!
と嫁さんに持ち掛けると
「高校男子を一人家に置いておくなんて、んな危ないことできるかぃ!!!」
と一喝…
彼を一人置いておいて、いったい何が起ころうというのか…
あ、宿題はやらないだろうな(笑)
アニメ三昧、友達とカラオケ、なんなら友達の家にお泊り、そんなところか。
親が全く隙を与えないというのもいかがなものかと思わなくもないが、
息子の学業の進捗状況を考えると致し方ないことと理解はできました。
仕方ない。
息子よ、自由は自らの力で勝ち取ってくれ!
と合掌。
さて、となると5日間どう過ごそう!?
8月の講義資料を作るかな…
と、重い指どりでPCのファイルを開くと、なんと6月付で完成しているではないか!
6月の自分!
えらい!よくやった!男前!!と自画自賛。
では考案した装具の意匠登録の準備を進めるか…
と、逡巡している傍らでむくむくと沸き上がある欲求…
『嗚呼…コトコト汽車に揺られてのんびり旅がしたい…』
私のブログを長く読んでいただいている方ならご存知だと思います。
我が家は鉄分が高い。
そう、嫁と息子は生粋のテッチャン…
息子は「鉄ヲタ」という呼称にプライドを持っているので敢えて「鉄ヲタ」と書いた方がいいかもしれないですが…
なんにせよ、
鉄分の高い家族に囲まれて早16年。
「コトコト汽車に揺られたい」なんて、ノンケの私もだいぶ鉄分が高くなったもんです。
家族での旅もNG、夫婦水入らずもNG
となると一人旅!?
んな大それたこと考えたら罰が当たる!と思いつつ
ついつい士別旅行を検索してしまう私。
でも、お盆を目前に控えた時期では飛行機も新幹線も、深夜バスさえとるのは困難な状況でした。
しからば普通列車のみで北海道の士別に行けないか?と青春18きっぷなどの鈍行の旅を調べてみましたが
北海道に行きつけはするものの、ほとんど練習する時間は作れないことが分かりました。
さらに、士別合宿では外せない「旅館まるいし」に空きがあるかを問い合わせてみましたが、こちらも満席で取れず…
どうやら士別合宿の線は断念せざるを得ないようです。
でも、どうにもどこか旅がしたい気持ちが捨てきれず、次に思いついたのが「東北のウエイトリフティング場巡り」でした。
前々から秋田、弘前、郡山、いわきにリフティング場があるようなことは聞いていて、一度行ってみたかったんですよね。
これは調べたら何とか15日までに東京に帰ってくることができそうでした。
しかし、一人旅をすることを嫁さんがどう思うだろうと考えるとなかなか言い出せず…
そうして数日のあいだモジモジしていたのですが我慢しきれず、
お盆も直前、ダメもとで嫁さんに「一人旅がしてみたい」と打ち明けたのでした。
嫁さんの反応は意外なもので
「あ、いいね!行っといでよ!」
とあっさりOK。
「ちょっと気晴らししといで!」
と気持ちよく送り出してくれたのでした。
息子はというと「青春18きっぷ」よりも「北海道&東日本パス」の方がお得だということや、
新潟周りで秋田入りすると日本海の景色が綺麗なこと、
水上からの乗り換えが戦争になることなど道中のポイントをレクチャーしてくれます。
二人のあったかい返答に
ほんま、ええ子たちヤァ(ノД`)
と、感動のあまり涙が出たとかでないとか。
そうして、4泊5日の東北重量挙げ一人旅が始まったのでした。