車の1ヶ月点検が来ました。一月には4日早いのですが、もう、1000キロメートル以上走っています。どこをうろうろしてるんだかー。
点検の帰り、瀬戸内東予国民休暇村の近くの湿地帯に寄り道しました。ここにはサギソウが自生していて、県の天然記念物になっているのです。
サギソウは、一輪で見ても涼しげできれいですが、集団で咲いていると、まるで鷺のコロニーのよう。鉢植えとはちがって野生の趣があります。ただサギソウは年々少なくなっているとかで、地元の小学生が湿地の一角に毎年サギソウを植え付けています。
この湿地帯には何種類かの天然記念物があるそうなんですが、これも確かそうだったと思います。 コマツカサなんとか。
珍しい光景も見つけました。くもが大きなバッタを捕らえています。わたしは、もう、自然の摂理には逆らわないことにしました。
わたしの先に家族連れと、年配の女性二人が、そしてあとから熟年のご夫婦が見物に来ました。
みなさん、木道を通ってルールを守って見ていましたが、残念なことに、木道のそばのサギソウの周辺は人が立ち入った跡が見られました。それも何カ所も。おそらく写真が撮りたかったのだと思います。でも、こうしてだれかが草を踏むと、次の人も「ま、いいか」と踏むようになり、だんだんとその場所だけ草がなくなっていきます。60種類もの植物が自生しているというこの湿地では、大切なのはサギソウだけではないのですが おそらく、サギソウさえとらなければほかの草はどうでもいいと思っている人がいるにちがいありません。
監視員もだれもいない湿地帯ですが、湿地に生える草の、写真入り説明の看板を設置して、マナーを呼びかける看板も大きく掲示したらどうでしょうね。