さあ、皆さん集まって。お別れに記念写真を撮りましょう。
小さい人は前に、あ、蔓さんは後ろにね。ハイ、ポーズ。
集まった、集まった、125個のキカラスウリ。まだ熟してません。小さい順に並べると育ち方がよくわかるー。でも、ああ、こんなに書いてきたら少しキカラスウリがかわいそうになってきました。せっかく実をつけたのにー。
田んぼばかりの平地で育ったわたしが子どもの頃あこがれていたカラスウリが、こちらではやっかいものでした。義母が、「またこんなものが生えて。」と、容赦なく引き抜くのを見て、「ああ、もったいない。せっかく実をつけているのに。」と何度思ったかわかりません。
でも、やがて、それもしかたのないことだと思うようになってきました。まして昨日のように、蔓性植物のすさまじさを見た後では・・・・
昨日、何もかも覆い尽くす葛を見て危機感を覚えたわたしは、さっそく庭や畑を見回ったのです。
やっぱりー。
春先にきれいに退治したはずのカラスウリが、ユスラウメの木を覆って柿の木にまで登っています。
横から見ると、緑の怪獣みたい。この下にユスラウメの木があるのです。
いざ作業をはじめてみると、カラスウリだけでなく、ヘクソカズラやイシミカワまで乱入して大変なことになっていました。
こちらはブロック塀にはい上がったキカラスウリ。つぼみをいっぱいつけています。
へいに登るのは許してあげましょう。なんたってカラスウリはあこがれの植物ですから、実害がない限り見逃すことにしています。