あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

コスモス移動作戦

2007-10-09 21:12:18 | 植物

 朝から雨です。 犬の散歩に出たら、コスモスが無惨に倒れていました。 よかった、昨日写真を撮っておいて。


 は~い、みんなでポーズ。 うちのコスモスは同じ種類のしかありませんけど


 


 群れで咲いているととてもきれいです。


 


 昔、この畑はみかん畑でしたが、その木も切ってしまい、草ぼうぼうのまま放置していました。


 今から10年ほど前、わたしはここをコスモス畑にしようと考えました。 コスモスなら、種さえ蒔けば手間無しできれいに咲いてくれるだろうと思ったのです。 草を引き、 夫に耕してもらってコスモスの種を蒔きました。 ところが・・・、ところがです。


 丈夫だと思ったコスモスは、夏の間に伸びた草に埋もれ、どこにあるかさえ分からない状態。 わたしは1年であきらめてしまいました。  


 やがて子どもたちも県外の大学に行き、子育ての手が離れたわたしは、仕事の合間にぼつぼつと花を植えたり木を植えたりして現在の花畑ができあがりました。(まだまだ進化の途中)  コスモスは、あのとき植えたコスモスのなごりです。 ちっとも咲かないや、と思っていたのに、草の中で密かに咲き、種を落として子孫を残してきたのですね。


 コスモスが増えてくるにつれて困ったことがおこりました。 コスモスが所かまわず生えてくるのです。 背丈の高いコスモスが茂ると、背の低い他の植物は日陰になって弱ってしまいます。 せっかくきれいに咲いてもコスモスに埋もれて見ることもできません。 そこで今年は、コスモス移動作戦を実行しました。


 そのやりかたはというとー 


 梅雨の季節、 雨があがるたびに畑に出て、2,30センチに伸びたコスモスを抜きました。 何百本ぬいたか分かりません。 そして、道から一番遠いところ=ハウスの手前に移していったのです。 といっても、引き抜いたコスモスを土の上に置き、ざっと根元に土をかけるだけです。  


 コスモスは見かけによらずたくましい花なのです。
 根っこだってこの通り。 アメリカセンダングサのように茎の上の方まで根っこが出ています。 雨が降り続くと土に埋めずに放置しただけで根付くのです。     


 おかげで背の低いサルビアのじゃまをすることもありません。


 


  ただ、今年の移動作戦は、詰めが甘かった。 数本のコスモスを見逃したばかりに、いくつかの花がコスモスに埋もれてしまいました。


 お気に入りのダリア。 コスモスに負けまいと精一杯伸びてひょろひょろです。



 こんな可憐なブルーも。 早く気づけばよかった。 たった一輪しか残っていません。



 そして、適当に耕して作ったエンサイ畑は、コスモスに囲まれて、まるで高層ビルの合間の平屋状態。 エンサイを取りに行くのに、 コスモスの花をかき分けていかなければなりません。
 


 来年こそはー。

コメント (2)
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秋の翠波高原ー讃岐まんのう公園つづき

2007-10-09 02:49:07 | 旅行

 まんのう公園を出たわたしたちは、近くのうどんやでうどんを食べ、帰路につきました。


 途中、なが~い行列を見かけました。 お葬式?と思ったら、そこは有名なうどん屋でした。いくらおいしくてもこんなに長い行列では辛抱できません。


 高速道路を途中で降り、 四国中央市の翠波高原に向かいました。 たしかここもコスモスの名所だったはず。 子どもたちがまだ小学生の頃、一度来たことがあります。 でも、二人は余り記憶にないみたい。 わたしは、眼下に伊予三島市(現四国中央市)を見ながら、離合困難な細い道を上った記憶があります。
 一車線の長い長い法皇トンネル (対向車が来ると、所々にある離合スペースで待っています) を抜け、ヘアピンカーブが何重にも折り重なった道をくねくねと上って高原に近づいてきました。


と、看板が


     「第1園のコスモスは終了しました」


 ええ? 何? コスモス終了? 第1園が、ってことは第2園、第3園もあるってことよね。 長年来てなかったので事情がよくわかりません。 ともかく行ってみよう。
 
 やっぱり・・・ コスモスはきれいに刈り取られ、 トラクターで整地されていました。 ここは春には菜の花畑になるのです。  



 サルビアとマリーゴールドで彩られた駐車場は一台も車がなく、閑散としています。 売店ももちろん閉まっています。 そういえば、8月頃翠波高原のコスモスが見頃だと、テレビかラジオで聞いたようなー。


  


 せっかく来たのだから、車で行けるところまで行ってみようということになりました。


 少し行くと、車が数台停められるスペースがあって、近くに一面コスモスが咲いていました。が、もう盛りを過ぎてさびしい光景でした。


 さらに車を走らせ、どんどん山に登っていきます。
 そして、ついに頂上らしきところに着きました。 かなり広い駐車場があって、数台車が停まっています。


 向こうに3人立っているところが一番高いところのようです。



 行ってみると 


     おお~  


 そこには 360度パノラマの風景 が広がっていました。
右手には、旧伊予三島市から川之江市まで市街が広がっています。遠くには製紙工場のえんとつが見えます。 四国中央市は製紙工業の町なのです。


 


 後ろを向くと、眼下に金砂湖が見えます。 山あいに数軒の民家が。あれは旧富里村でしょうか。30年ほど前に僻地教育の研究会があって、富郷小学校に来たことがありますが、その学校も今は閉校になっています。 金の砂の湖のほとりにある富める郷、 風になびく草原の翠の波。 このあたりは、桃源郷のように豊かな土地だったのでしょうか。


 


 すこし下ったところに展望台があるので行ってみました。


 


 金砂湖がもう少し間近に見られます。 方向を変えると、富郷のキャンプ場らしきものもみることができました。 斜面にせり出すように作られているので、 高所恐怖症の人には怖い展望台です。


  山道で見つけた黄色い花。 アキノキリンソウかな?



 これも同じ花? はっぱが似てるような違うようなー。 花が開いてないのでよくわかりません。


  


 キアゲハ。 よく見かけるナミアゲハとは少し印象が違います。 黒い部分が多いのかな? 色も全体が黄色っぽく、ややくすんで見えます。 こんな高いところにもいるんですね。 



 駐車場近くに赤松の林を見つけました。 夫の目が  はっはっは まさか松茸はないでしょう。そのかわりに、こんなきのこが。 中央がくぼんでいます。誰かがひっくり返して松葉で汚れていますが、もしかして初茸? 自信がないのでそのままにして帰りました。



 下り道はあっというまでした。 工場のえんとつが近くなってきましたよ。 新しい橋の架設工事がされていました。 これからどんどん道がよくなっていくのでしょう。



 秋を満喫? 満足したようなしないような・・・・


 我が家へ帰ってきて夫が言いました。


 「うちのコスモスの方がきれいじゃがー。」


 いえいえ、やっぱりまんのう公園のコスモスがきれいでしたよ。 でも、うちのコスモスも見頃を迎えています。

コメント (2)
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