朝から雨です。 犬の散歩に出たら、コスモスが無惨に倒れていました。 よかった、昨日写真を撮っておいて。
は~い、みんなでポーズ。 うちのコスモスは同じ種類のしかありませんけど
群れで咲いているととてもきれいです。
昔、この畑はみかん畑でしたが、その木も切ってしまい、草ぼうぼうのまま放置していました。
今から10年ほど前、わたしはここをコスモス畑にしようと考えました。 コスモスなら、種さえ蒔けば手間無しできれいに咲いてくれるだろうと思ったのです。 草を引き、 夫に耕してもらってコスモスの種を蒔きました。 ところが・・・、ところがです。
丈夫だと思ったコスモスは、夏の間に伸びた草に埋もれ、どこにあるかさえ分からない状態。 わたしは1年であきらめてしまいました。
やがて子どもたちも県外の大学に行き、子育ての手が離れたわたしは、仕事の合間にぼつぼつと花を植えたり木を植えたりして現在の花畑ができあがりました。(まだまだ進化の途中) コスモスは、あのとき植えたコスモスのなごりです。 ちっとも咲かないや、と思っていたのに、草の中で密かに咲き、種を落として子孫を残してきたのですね。
コスモスが増えてくるにつれて困ったことがおこりました。 コスモスが所かまわず生えてくるのです。 背丈の高いコスモスが茂ると、背の低い他の植物は日陰になって弱ってしまいます。 せっかくきれいに咲いてもコスモスに埋もれて見ることもできません。 そこで今年は、コスモス移動作戦を実行しました。
そのやりかたはというとー
梅雨の季節、 雨があがるたびに畑に出て、2,30センチに伸びたコスモスを抜きました。 何百本ぬいたか分かりません。 そして、道から一番遠いところ=ハウスの手前に移していったのです。 といっても、引き抜いたコスモスを土の上に置き、ざっと根元に土をかけるだけです。
コスモスは見かけによらずたくましい花なのです。
根っこだってこの通り。 アメリカセンダングサのように茎の上の方まで根っこが出ています。 雨が降り続くと土に埋めずに放置しただけで根付くのです。
おかげで背の低いサルビアのじゃまをすることもありません。
ただ、今年の移動作戦は、詰めが甘かった。 数本のコスモスを見逃したばかりに、いくつかの花がコスモスに埋もれてしまいました。
お気に入りのダリア。 コスモスに負けまいと精一杯伸びてひょろひょろです。
こんな可憐なブルーも。 早く気づけばよかった。 たった一輪しか残っていません。
そして、適当に耕して作ったエンサイ畑は、コスモスに囲まれて、まるで高層ビルの合間の平屋状態。 エンサイを取りに行くのに、 コスモスの花をかき分けていかなければなりません。
来年こそはー。