今年は自分で野菜を作ることにしました。
9月の17,8日頃、田んぼに野菜の種を蒔きました。 だいこん、にんじん、ほうれんそう、ねぎ、ごぼう、春菊です。蒔いて2,3日たって雨が降りました。 田んぼに行ってみるとー
春菊が一斉に芽を出していました。薄茶色に見えるのは、すくも(米を取った後のもみがら)です。 わたしの母も種を蒔いた後にもみがらを蒔いていました。 なんとなくそうするものかな、と思っていたのですが、実際に種を蒔いてみて、もみがらは非常にすぐれものだということがわかりました。
まず、雨が降っても雨粒で土を掘り起こすことがない。 雨はやさしく土にしみこんでいきます。
第2に、晴れても土を乾かさない。 2,3日水をかけなくても大丈夫です。 芽が出てしばらくすると、雨だけで育っていきますから、手間いらずです。
昔の人は、米を作っても、わら、もみがら、米ぬかと、すべて利用していたんですね。 生活の知恵に感心します。 話はそれますが、わたしが子どもの頃は、家の床下に穴を掘ってもみがらを入れ、サツマイモを保存していました。 こうすると冬まで腐らずに保存ができ、 糖分が増したサツマイモはとても甘くておいしいのです。
今日、久しぶりに田んぼに行ってみました。 春菊が大きくなっていました。 でも、全体に生えていたはずの春菊が・・・・
なぜかまばらになっていました。
にんじんは? これも草の中でまばらに生えています。 これじゃ、にんじんのわき菜は無理ですね。
ほうれん草は? 全く姿が見えません。 草に負けちゃったんでしょうか。 ネギもすがた見えず。
だいこんーこれはりっぱ。しっかりと大きくなっています。 でも、 おかしい?? なんで畝の間の溝に生えてるの? 畝の横にも生えてるの? ネギを蒔いたところにも生えてるの? 大根の種を蒔いたのは夫です。 なんだ~、ぼろぼろこぼしちゃって~。
ごぼうはー? あったあった、大根の陰にひっそりと生えていました。 もう、わたしがゴボウを蒔いたところにも大根蒔いたのね。 今度大根を抜いてしまわなければ。 右上の丸い葉がごぼうです。
とりあえずごぼうのじゃまになるのだけ引いて持って帰りました。 畑の野良ばえと違って、とてもみずみずしくて柔らかい葉でした。
そしてこれはー、 近くの畦で見つけました。 へびの殻です。 完全な形で、とても長いです。 皮がぬけたあとのへびは相当大きいはずです。 夫が遭遇したら縮み上がることでしょう。 へびの殻を財布に入れておくとお金が貯まるというのですが、本当に持ってる人いるんでしょうか。 ちょっと気持ち悪いです。
家に帰って、「ゴボウのとこに大根蒔いたろ?」 ときいたら、
「あちこちに生えとったろがー。」という返事。
あれは、去年の大根から落ちた種が生えたのだそうです。
なあるほど。どおりで溝の中、畝の横っちょ、ゴボウの中・・・・所かまわず生えてたはずです。 しばらく大根葉が食卓にのぼりそうです。