あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

二度あることは三度ある

2007-10-29 23:21:38 | レザークラフト

 秋の県展がはじまりました。 
 失敗を重ねたわたしの作品ですが、なんとか入選いたしました。 例の空の汚れは、結局鳥にしました。 4羽の鳥が飛んでいるところをかくと、他の点々も鳥に見えてくるから不思議です。


 それはよいのですが、作品が出来上がってうちに持って帰り、下の娘に見せたときのことです。絞り染めをくりかえして作った石畳の部分はほめてくれました。


 


 でこぼこして見えるのは、下にコルクシートを石の形に切ってはってあるからです。 でも、西洋の石畳のような並べ方をしたらよかったかなあ。


 娘は、作品に関しては大変手厳しいのです。


  煙突がひっこんどる。 ここも立体的にせんといかんじゃろ。
  あとで気がついたんじゃけどね。 ボンドではった後でどうにもならんかった。


  はじめから考えて作らんと~。 これで賞が1段階ちがうじゃろ~。 
  ちょっとそこを立体的にする方法が難しかったから。(言い訳)


  技術的にできんことじゃなかろ~。 できるのにせんのは(しないのは)手抜き言うんよ。
  ごもっとも          


  空の色もー。 建物が夜に近いのに妙に空が明るい。
  はい、 なおします。


  それに、なんか平板。 石畳の複雑さに合ってない。
  はい、雲を入れてみます。


で、こんな風に赤い雲や紫がかった雲をいれてみたのですけど、それでだいぶ雰囲気がよくなりました。



 まだ他にも細かいことを2,3点。 すべて修正しました。 そして


 「やっぱりえんとつがー」
 それはどうにもならないんだってば。


 この作品は、部分的に革の下にパッキングをしてレリーフのように浮き出させているのですが、煙突部分にパッキングをしなかったせいです。 屋根の部分は、スタイロフォームをけずって入れてあります。 壁は、紙粘土で石造りのでこぼこを出しています。 そして石畳はコルクシートです。 このパッキングの作業が、最後の大仕事なんですが、 いかんせん、時間が足りない! もちろん1回目の大失敗をやり直したために。 煙突はま、いいか、と考えたのが大間違いで、 机の上で見るときは気にならなかったのに、完成して立てて見てみると、 煙突がゆがんで見えるのです。  


 「2度あることは3度ある。」 これが3回目の、決定的なミスでした。
 これが作品の全貌です。 モデルはデュリュビュイの街角ですが、写実ではありません。 描きたかったのは、街に灯りがともりだした頃の黄昏の光景。



 「去年の作品の方が好き。」 とどめの一言でした。


 娘は、他の人の作品を見てないので、わたしの今までの作品と比べて批評します。 「ライバルは昨日の自分」と、よく子どもたちに言ってきたわたしですけれど、逆に言われる立場になってしまいました。


 ああ、できればはじめっからやり直したい。 構図もちょっと気に入らないことがあって。


 わたしって案外職人気質かも。


 

コメント (4)
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フライパンでパエリア

2007-10-29 00:03:43 | くらし

 わたしがいつもおじゃまする○ねね○さんのブログに、おいしそうなパエリアの写真が載っていました。 ホットプレートで作ったんですって。


 次の日、スーパーへ行ったら、こんな商品が、目に飛び込んできました。 



 「ホットプレートで作ろう!」 と書いてある! パエリア用のスープです。


 探し出したんじゃありませんよ。 ほんとに、偶然目についたのです。 ○ねね○さんのブログを読んでいなかったらきっと気づかなかったにちがいありません。 これは、もう、作るしかないでしょう。 


 作り方は至って簡単。 ホットプレートにお米を平らに敷き、 上に具を乗せます。 ふんふん、この具の乗せ方で、おいしそうにできるかどうかが決まるのね。 そこにスープを注ぎ、180度の温度で加熱します。 沸騰後10分たったら温度を下げ、低温で10分加熱。 さらに保温にして10分蒸らす。 ただこれだけです。
 ただ、うちのホットプレートは、大家族用でばかでかいので、3号ほどのお米だと、平たく1列にならんでしまいそう。 そこで厚手のフライパンを使い、 電磁調理器で調理することにしました。 このフライパン、お赤飯も炊ける優れ物なんですが、 扱いが粗末なので少々傷んでおります。 電磁調理器は下の娘が大学時代に使っていた物。 温度調節ができ、タイマーもついているのでなかなか便利です。
 さて、そのお味は? うーん、まずいとは言えないのですが、何か物足りない。 塩だけはよくきいて塩辛いくらいです。 トマトが足りないのかなあ。 あれ、それってブイヤベースだったっけ。 そもそもパエリアを最後に食べたのはいつだったんだろう。 たしか、もうにスペ何年も前に、スペイン料理の店があるというので出かけたのですが、あいにくの定休日でして・・・・。 


 こうなったら、自分で作ってみよう、と思い立ってレシピを検索してみました。


 おお、いっぱいある! でもね、でもでも、

 ○ サフランは効果なので、ターメリックを使うと良い。
 ☆ まちがってもターメリックは使わないように。


    おやおや


 ○ 生のトマトは水分が多いので使いません。
 ☆ トマトを切って入れます。


 ○ 米はとがないように。
 ☆ 米は洗ってざるにあげておきます。


 いったいどのレシピがよいのやら。 正反対のことが書いてあるというのは、つまり少々やりかたがちがってもおいしいということじゃないかしら、と勝手に解釈して、好きにさせてもらうことにしました。


 きょうは日曜日、 ぶじおくんが遊びに来ました。ぶじこはお仕事。 ぶじこもお疲れ気味だし、晩ご飯にパエリアをごちそうすることにしました。


 即席スープのときよりは少し手間をかけて、米とタマネギ、ニンニクはオリーブオイルで炒めておきました。 鶏肉を入れるのはいやなので、コンソメスープで代用。 サフランもスープに入れておきます。 米はさっと洗って、ザルに上げておきました。 ちょうど採れたばかりのトマトがあったので、切って具と一緒に並べておきました。 


 後は、第1回目と同じ手順で炊きます。


 じゃーん、できました。( ○ねね○さんの写真と比べないでね~。) えびとトマトでまっ赤っか。 せっかくのサフランの色が見えませんね。 それでいろどりにわさび菜を散らしてみました。 えび、いか、たこは近くの漁港で水揚げされたもの。 新鮮ですよ。 白身魚だけは適当なのがなかったので、北海道産の鱈を使いました。



 お味は、もちろんおいしいです。 これでもかというほど魚介類を入れましたからね。ただ、ちょっと塩味が薄かったかな。 みんなで塩をふりかけて食べました。 

コメント (2)
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