同じ寺へ行くに違いないと思って裏道をついていったけれど、
あらら、車が見えなくなった。
でも大丈夫。 浄土寺は旧国道のそばにあって場所は分かっています。 狭い道を2,3分走ると左に旧国道へ出る道がありました。 父が、
「左に行った方がええ。 まっすぐ行ったらいつまでも狭い道が続く。」
もっともな意見なので左に折れて旧国道に出ました。 なんだか今日の父はさえています。
すぐに浄土寺の駐車場に着きました。 「有料駐車場」と書いてあったけど、料金所も、集金人もいなくて結局無料でした。
浄土寺は四国88カ所の49番札所にもなっています。
山門に掲げられた「西林山」という札に「能成書」と書いてありました。 能成って、あの文部大臣を務めた安倍能成さんなのでしょうか。 安倍能成さんは、愛媛県出身です。
おもしろい足形。 石に彫られています。 仏足石とか。
水のほとんどない池は水草でがあふれんばかりに繁殖していました。 そのなかに、お正月らしく飾られたほこら。
この池と鷹ノ子温泉の看板とは関係ありません。 近くに温泉があって、そこは弘法大師によって発見されたのだそうですが、 鷹ノ子温泉はもう営業されていません。
と、こんなふうに信仰とは別のことに興味関心が向いて・・・・・
境内をウロウロしていると、またまた興味深いことを見つけました。 立て札があって、本堂には重要文化財の「空也上人像」が安置してあるというのです。 くうや、くうや?名前に聞き覚えはあるものの、どういう人だったか思い出せない
こちらは阿弥陀堂に座っているおかた。 これは空也上人像ではありませんね。 あとで調べて思い出したのですが、空也上人像は、唱えたお経が仏様となって口から出ている像でした。 歴史で勉強したはずなのにー。
この方はいったいどなたなんでしょうか。 調べてみたけれどわかりません。 近くで見ると、来ている着物の生地がおそろしく古くて、触るとぼろぼろとくずれてきそうでした。
無信心者のわたしに比べて、先ほどの子ども連れは、4人揃って熱心に般若心経を唱えていました。 感心なことに、子どもたちもちゃんと覚えていて最後まできちんと唱えているのです。
次に向かったのは、地蔵院。 地図で見ると石手寺と同じ所にありますが、はて?
ともかく、石手寺目指して行くことにしました。
車を石手寺の駐車場に入れ、歩いていくうち、石手寺と同じ敷地内に地蔵院があったことを思い出しました。
ここもお正月らしくしめ飾りや門松で飾られています。
そして、ここでも会いました、あの子ども連れ4人。 お母さんとおばあさんとは熱心にお経を唱えていましたが、子どもたちはいやになったのか、お母さんとおばあさんの周りをぐるぐる回りながら口は般若心経を。 きっときょうは何回も唱えたでしょうからね。 さっきまでのお行儀の良さと比べて、この方が子どもらしくてかわいかったです。
長々と引っ張るつもりはなかったのですが、まとめていくとけっこういろいろあって・・・・明日も続きます。 おつきあいくださいね。