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京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




桔梗の庭が美しい「廬山寺」をはじめとし、お寺の多い御所の東側、寺町広小路
その中の1つ「清浄華院」(しょうじょうけいん)は後白河天皇が法然上人が浄土宗を興した際に
この寺院を下賜した浄土宗のお寺で知恩院、金戒光明寺、智恩寺など総大本山八寺の1つ。
御影堂奥の小方丈前にあるこぢんまりとした庭は平成元年に作られたもので
阿弥陀三尊像を表すという築山の3つの岩から放射状に延びた敷石が面白く現代の庭らしいモダンな感じ
  
若い僧侶の身代わりとなり病を引き受けた不動明王がお祀りされていることから
”身代わり不動”として信仰が厚いそうで無病息災を祈願したお守りが人気
  
阿弥陀堂前の石塔は篤姫の曽祖母、島津二十五代藩主の側室、智満方のお墓

江戸時代、天明の大火で犠牲になった人達を供養する為に建てられた五輪塔
  
境内には法然上人像をお祀りする御影堂、阿弥陀堂、不動堂、是心堂などが並び
皇室方にも信仰されたというお地蔵様をお祀りする地蔵堂もあります。

寺町通に面した総門からも河原町通に面した山門からも入ることができます。
  



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仏光寺の塔頭寺院「大行寺」の門から中をのぞくと遅咲きなのか白い蓮の花が1輪だけ咲いていました。
通常は非公開で中に入ることはできませんが御本尊は快慶作の阿弥陀如来像(重文)
前庭にある仏足石は足指部分に卍印の入った珍しいもので大行寺型と呼ばれるらしく
四系統ある中の1系を代表するものだとか(現在あるものは原図から復元された仏足石)
偶数月の第4土曜には法話会が、奇数月の第4土曜には写経会があるそうです。

百日紅の花が咲いていないかと仏光寺さんまで行ってみましたが
今年は花付きが悪く殆ど咲いていませんでした
  
四条駅から徒歩5,6分にもかかわらずビル街に突如あらわれる広大な境内を持つ仏光寺さん
目の前に広がる大きな本堂と太子堂を見ながらくつろげる茶所とよばれるお寺らしい休憩スポット
訪れる人も少なく、ここが以外と落ち着く・・・
  



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知恩院の北門を出ると黒門までの静かな石段が続く黒門坂、桜あり、紅葉ありの春夏秋冬良い雰囲気の場所!
御影堂の大修復工事は続行中で工事用の白い塀で覆われていますが横の方から中へ入るとはできます。

雨で少し涼しくなってくれないかな・・・
  
城門の様な構えの黒門、桃山時代からあるらしい・・・

黒門を出て左に曲がるとあるのが知恩院の塔頭寺院「崇泰院」(そうたいいん)
親鸞聖人の末娘が遺骨を葬る墓所「大谷廟堂」を建立した本願寺発症の地
  
親鸞聖人直筆と伝わる阿弥陀如来像の掛け軸や聖人が拝んでいたとされる
阿弥陀如来像があります(月・木曜日以外の9時~16時拝観可)
写経や写仏体験もできるそうです。
  



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船形万燈籠のお寺「西方寺」さんから程近い西賀茂山麗にある「正伝寺」(しょうでんじ)さん
小堀遠州作庭の七五三調に刈り込ま れたサツキの庭園越しに見る比叡山借景が有名なお寺
車がないとややアクセスが悪いので訪れる観光客は少ないですが杉並木の清々しい参道や静かな庭園に
一時暑さを忘れ穏やかな時が流れるのを感じることができます。
  
竹林が続く山道の石段を上る、やがて杉並木の参道、上りきると本堂

入口の左手に”拝観二打”と書かれた銅鑼があり
2回程鳴らすと奥から住職さんらしき方が出てこられ・・・
  
”入って左側の机の上に団扇がありますから使って下さい~”と優しい気遣い
確かに山道を歩いて来たので暑い
  
白壁越しの奥に見えるのが比叡山、白砂とサツキの刈り込みだけの獅子の児渡しの庭

本堂は伏見城本丸御殿の1部が移築されたものと伝わり
廊下の天井は伏見城落城の際の血痕が残った血天井としても知られています。
  
山門の横では百日紅が鮮やかに咲いていました。
  



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「大蓮寺」さんの門を出て、仁王門通まで戻り西に少し歩いたところに「頂妙寺」さんがあります。
室町時代に創建された日蓮宗のお寺で、通りに面した山門を入ると、奥に構えるのは大きな仁王門!
あまり知られていませんが、この門が”仁王門通”の名前の由来になっているそうで
確かに近くで見るとかなり立派なもの、持国天と毘沙門天がまつられ運慶作と伝わっています。
    
仁王門をくぐり中に進むとビックリする程広い境内奥には本堂
横の塔寺院の傍らでは夏の花ムクゲが静かに咲いています。
本堂周りの銀杏は秋の紅葉が美しいことでも知られているようですが
訪れたことがなく今年は撮ってみようかな?(覚書しておかないと忘れそうだけど

日蓮宗の基本となるお経、法華経に信仰を寄せていた絵師、俵屋宗達
作品の1つ『牛図』(重文)は寺の所蔵で、境内墓地にはお墓も残っています。
  



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カフェ「福寿創」さんを出て岡崎の動物園塀沿いを二条通を歩いていると
何処からともなく良い香りが・・・ 満開のクチナシが白い花を付けています。
門の所に「白河院並びに法勝寺跡」と書かれた駒札が建ち
中をのぞいてみると池泉回遊式の素敵な庭園が広がっています。

平安時代は藤原一族の別荘地で白河天皇に献上されると
院内には「法勝寺」というお寺が建立されていたようです。
東寺の五重塔をはるかに超える巨大な九重塔などがあったそうですが
地震や火災などにより失われ室町時代には廃寺となり
現在は私立学校振興共済事業団の宿泊施設になっているようです。
  
池の周りでは半化粧がひっそりと咲き始めていました。
  



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今週は台風も来てお天気がぱっとしないようですが・・・梅雨らしいといえば梅雨らしいのかな???
紅葉が見事な南禅寺山門付近も今は爽やかな新緑に包まれています。
行楽シーズンと違い平日は訪れる人も少な目で山門の所で腰を掛けて休む人や本を読む人など
ゆっくりと時間が流れているように見えます。
本堂周りも緑が綺麗水路閣の奥では紫陽花がひっそりと咲いていました(まだ少し早いのかも)
  
水路閣の青葉

修学旅行生の楽しそうな記念写真もみじが1本だけ夏紅葉していました。
  



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関西地方は今日梅雨入りしました午後から雨が降り出しています。
妙心寺塔頭「退蔵院」のサツキが咲いているかと寄ってみましたが盛りが過ぎたのか花数が少なく
今年は藤もほとんど花が付かなかったそうで、そんな年なのかもしれません。

庭は新緑に包まれ初夏らしい鮮やかさ
  
春の枝垂れ桜が美しい陽の庭

サツキはちらほらでした
  
黒砂の陰の庭

  


水墨画の祖といわれる室町時代の画家、如拙(にょせつ)の代表作「瓢鮎図」(国宝)を
所蔵するお寺としても有名で、茶室ではナマズをあしらった和菓子とお抹茶を頂くこともできます。
    
花菖蒲やアジサイがそろそろ咲き始めていました。
  



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奥嵯峨野にある天台宗「愛宕念仏寺」(おたぎねんぶつじ)、通称「愛宕寺」(あたごじ)とも呼ばれています。
仁王門をくぐると山の斜面や境内へ向かう道には表情豊かな石仏が・・・
更に境内に上りつくと見事な程に沢山の羅漢さんが並んでいます。

苔むした石仏はかなり古くからあったのではないかという歴史を感じさせますが
実はこの羅漢さん達は昭和に彫られたものなのそうです。

昭和30年以前は手を入れる人も無く荒れ放題になっていたお寺を
後に就任した先代住職さんが復興を願い”祈る気持ちさえあれば誰でも仏像を作ることができる”ということで
一般の人達に昭和の五百羅漢作りを呼びかけたそうで
東京芸大の教壇に上ることもあった仏像彫刻専門家の住職西村公朝さんの指導の下
1人1人が祈りを込め石にノミを入れ1体1体作り上げていったのがこちらの石仏です。
新緑の中で羅漢さん達が気持ちよさそうに並んでいました。

 



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観応年間(1350年頃)後醍醐天皇の皇子である龍泉和尚により天護庵と号し創建されたお寺「霊源院」さん
隻眼をリアルに描いた伊達政宗の肖像画を所蔵することでも知られています。
観光寺院ではないので中に入ることはできませんが山門横の赤い実を着けたピラカンサスが見事
水子供養などもされているそうで、お庭にはかわいいお地蔵様が沢山並んでいました。
 



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